最近、海外拠点を結んでグローバルネットワークを構築する企業が増えている。企業におけるグローバルビジネスの重要性が増し、特にアジアを中心に海外拠点の展開が進んでいることが主な要因だ。

 ただ、検討のトリガーはほかにもある。実際、既に海外拠点を設け、ネットワーク化している企業でも、グローバルネットワークを見直すケースが増えている。理由はグローバルレベルでのGRC強化が必要になってきていることである。GRCとは、「ガバナンス、リスク、コンプライアンス」の略。国内のGRC対策に一区切りついた企業は、次の経営課題としてグローバルレベルでのGRC強化を挙げることが多い。

図1●グローバルWAN検討の理由
図1●グローバルWAN検討の理由

 海外拠点のITコストにメスが入る傾向にあることも理由の一つだ。金融危機以降、徹底した聖域なきITコスト削減が求められ、これまで手をつけられることが少なかった海外拠点も、ITガバナンス体制未確立という理由で対象にされるようになった。

 こうしたグローバルレベルでのGRC強化とITコスト最適化を両立するには、まず共通のコミュニケーション環境、そしてそのインフラとなるグローバルネットワークの整備が欠かせない(図1)。さらに、セキュリティポリシーやインターネット利用ポリシーの統一、システム統合など業務データを一元管理できる仕組みづくりが必要になる。

ポイントはココ!
■基本設計ではネットワーク構成だけでなく、海外拠点の運用・保守体制を重視
■細かな仕様を指定しにくい場合は、質問形式のRFPを提示するのも一策

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