グローバルなIP-VPN網を使ったネットワークを提案する(表1)。25カ国/地域・57都市・87拠点(2010年6月14日現在)のKDDIグループ海外拠点が構築から運用までを担当。IP-VPN網内の最短ルート選択により遅延を抑える。

表1●KDDIの提案内容
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 高品質なICT環境の提供という観点から、トラフィックの見える化・高速化、WAN内外からの万全なセキュリティ対策に重点を置いた設計とする。アクセス部分は、各拠点の特性に合わせてアクセス回線(専用線、xDSL)を選択し、メリハリを付ける(図1)。同時に、アクセス冗長化・収容ノード冗長化により、コストパフォーマンスと信頼性を両立させる。

図1●KDDIが提案した構成
アクセス回線にダイナミックルーティングによる自動切り替えを採用。構成は拠点の特性により決定。
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 例えば生産/開発拠点は事業の中核をなす拠点と考え、帯域確保型のIP-VPNと廉価サービスのKDDI Global IP-VPNエコノミー(xDSLアクセス)を併用する。販売拠点については、KDDI Global IP-VPNエコノミーのアクセス回線を2系統用意し、それぞれを別のインターネット接続事業者(ISP)、別のノードに収容し冗長化する。それぞれのISPとの間で、ルーティングプロトコルのBGP(Border Gate-way Protocol)を使って経路情報を交換し、一方に障害が発生した場合には自動的に経路を切り替える構成とする。

 このほかWAN高速化装置を導入し、トラフィック可視化と高速化機能を提供し、IP-VPNの利用効率を高める。トラフィックの可視化と監視は、IP-VPN網内のセントラルサーバから、各拠点のアプリケーションごとのトラフィック管理、ファイアウォール稼働監視・ログ分析などを実施。ユーザー本社のITポリシーに基づくガバナンスを確保する。保守はKDDIが一元的な窓口となり、機器の現地サポートまで実施(日本語、英語、現地語)。

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