標準モジュールの組み合わせで構成、“ニアショア”を意識し運用体制を構築
T-Systemsジャパンの提案
出典:日経コミュニケーション 2010年6月号pp.54-55
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
国際MPLSネットワークを介して各拠点を接続したネットワークを提案する(表1)。対象拠点の場所や数から考えて、域内ネットワークを別に組まずに国際ネットワークに各拠点を直接収容したほうが費用を抑えることができると判断する(図1)。
表1●T-Systemsジャパンの提案内容
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図1●グループ会社であるドイツテレコムの統一網を利用
アクセス回線の冗長化は正式見積もり時に判断。東京や北京の監視センターからネットワークやホスティングシステムをモニタリング。
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ネットワークはT-Systemsの過去の案件を基に標準化したサービスのモジュールを組み合わせて構成する。標準モジュールの構成は、
・ネットワーク:国際MPLS
・デスクトップサービス:LAN機器・パソコン/サーバーのサポート
・コンピューティングサービス:ホスティングおよびモニタリング
これらのモジュールを、できる限りユーザーの各拠点の「ニアショア」(タイムゾーンがほぼ同じ地域)で運用し、ワンストップでサービス提供する。日本にデリバリーマネジャーを配置し、全体を統括。各国のローカルデリバリーマネジャーとともに担当する(図2)。
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