要件別の2システムをハイブリッド型で、コストを抑えつつ柔軟かつセキュアに
日立システムアンドサービスの提案
竹内 成明=日立システムアンドサービス
サービスビジネス本部 サービス事業推進部長
出典:日経コミュニケーション 2010年8月号pp.58-59
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
RFPのシステムには大きく2種類の要件があると考え、それぞれに別のクラウドサービスを適用したハイブリッド型のシステムを提案する。これにより、柔軟性・俊敏性と安全性を兼ね備えたシステムを実現する(表1)。
表1●日立システムアンドサービスの提案内容
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具体的には、処理負荷の変動が大きなアプリケーションシステムを安定的かつ低コストで運用することと、業務データを安全に保管することである。そこで、アプリケーションサーバーには米アマゾンWebサービシズ(AWS)のパブリッククラウド「Amazon EC2/EBS/S3」を、業務データを保管するデータベースサーバーには日立ソフトウェアエンジニアリングのプライベートクラウド「SecureOnline」を利用。ユーザー拠点とSecureOnline、SecureOnlineとAWSをインターネットVPNで接続する構成である(図1)。
図1●要件に合わせたクラウドを使いハイブリッド型に
データベース部分はプライベートクラウド、アプリケーション部分をパブリッククラウドで稼働させ、それぞれを連携させる。
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