ロードバランスに特化した機器を採用、「バーチャルシャーシ」で高い拡張性を実現
ユニアデックスの提案
野崎 俊行=ユニアデックス
ソリューション事業グループ ネットワークシステム統括部 システム二部
出典:日経コミュニケーション 2010年12月号pp.56-57
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
米A10ネットワークのロードバランサー「AXシリーズ」を中心とした構成を提案する。東京、大阪の各データセンター(DC)にAXシリーズを2台ずつ設置し、バーチャルシャーシ(詳細は後述)構成で動作させる(図1)。
図1●A10ネットワークスのアプリケーション配信コントローラを各サーバー群と同じLANセグメントに配置
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AXはサーバー負荷分散(SLB)と広域負荷分散(GSLB:グローバルサーバーロードバランス)の両機能を標準で備えるため、DC間の負荷分散と冗長化、DC内のサーバー負荷分散とサーバー冗長化を実現する。
本提案に採用した機器はAX2500。サーバーを接続しているのと同一のスイッチに、ワンアーム型で接続する(表1)。一方、パブリッククラウド用には、2011年1~3月にリリース予定の仮想アプライアンス「SoftAX」を提案する。キャンペーン用システムと同一の仮想化環境内で、GSLBとSLB機能を動作させる。
表1●ユニアデックスの提案内容
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