Facebookを活用した店舗実施型の体制作りを提案する。トライアルとして効果を把握するために、まずはFacebookページを主に情報伝搬の手段としてとらえた取り組みを想定する(表1)。店舗実施型とすることで、現場で感じ取ることのできる日々の情報と、ソーシャルメディアによる情報伝搬により、地域に合わせたマーケティングの精度を高める。
具体的な取り組みとしては、まず、店舗ごとにFacebookページ(旧Facebookファンページ)を構築し、サードパーティーのFacebookアプリケーションを活用して、Twitter、Webページなどに散在する情報を統合する(図1)。このインフラを整えたうえで月次で販売キャンペーンを実施し、集客や情報伝搬を試行。重要顧客の可視化に取り組む。この際、クーポンやポイントと組み合わせて効果を高める。
この顧客参加型のキャンペーンや、アンケートなどによる傾聴を実施するために、アライドアーキテクツが開発中のアプリケーションを利用したシステムを構築する(必要に応じて他社アプリケーションを適用)。0.5~1.5カ月程度の準備期間(Facebookページ構築およびキャンペーンアプリ準備)の後、2~3カ月のトライアル実施を想定する。