デスクトップ仮想化の導入は、セキュリティ強化、管理性、そしてコンプライアンスへの対応強化が図れることから、企業のIT部門にとって長年の検討課題となっていた。しかし、導入コストが高い、ユーザーの求める条件を満たせない、拡張性に問題がある、仮想デスクトップの利用場面が限定される、などの理由から導入事例は限られていた。

 VMwareは企業向け仮想デスクトップ製品「VMware View」により、これらの阻害要因を解消した。2009年発行の「すべて分かる仮想化大全2010」では、VMware Viewの基本アーキテクチャ、デスクトップ仮想化のメリット、および主要コンポーネントの役割と機能について解説した。本稿では2010年9月に発売したVMware View 4.5の主な機能強化ポイントであるユーザエクスペリエンス、管理性について、具体的な機能とメリットを解説する。

 VMware View 4.5のアーキテクチャは旧バージョンと変わらない(図1)。基本コンポーネントは「vSphere for Desktop」「VMware View Client」「VMware Connection Server」「VMware View Agent」で構成され、VMware Viewの上位エディションでは「View Composer」「ローカルデスクトップ」「ThinApp」などさまざまな運用要件を満たす拡張機能を提供する。VMware View 4.5では、各モジュールにおいてユーザエクスペリエンス、管理性を向上するための機能強化が図られている。

図1●VMware View のアーキテクチャ
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