今回(本連載の第3回)から3回にわたり、『日経コンピュータ』と『ITpro』が独自調査に基づいて認定したクラウドコンピューティングの「ベストサービス」を5部門に分けて紹介していきます。まずは、「クラウド基盤サービス」と「SaaS(software as a service)」の2部門のベストサービスです。前者には5社の、後者には11社のサービスを認定しました。

【クラウド基盤サービス部門】 国内勢が地力、アマゾンも貫禄

図1●クラウド基盤サービス部門のベストサービス
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 クラウド基盤サービス(IaaS=infrastructure as a service/PaaS=platform as a service)部門ではCSK-ITマネジメント(2010年10月1日にCSKホールディングスと経営統合し、CSKに社名変更)、NTTコミュニケーションズ、アマゾン・ウェブ・サービシズ、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、日本IBMの5社のサービスをベストサービスに選んだ(図1)。

 5社のサービスに共通するのは、利用できるソフトの種類が多いこと。企業情報システムへの適用を考えると、これまで主流だったOSやミドルウエアが利用できたほうが都合がよい。5社はそうしたユーザーのニーズに的確に応え、高い評価を得た。

CSKは料金体系とサポート

 CSKの「プリセットUSiZE」は料金体系の柔軟性(初期費用なしで従量課金)や保守・サポート体制などでも高得点を得た。NTTコミュニケーションズの「Bizホスティング エンタープライズ」は、信頼性と運用・セキュリティ体制の評価が高かった。

 この分野の草分けであるアマゾンの「Amazon EC2」も、貫禄でベストサービスとなった。料金体系の柔軟性や迅速なサービス開始で他を圧倒した。

 CTCの「TechnoCUVIC Pro」は保守・サポート体制や運用・セキュリティ体制のスコアが高かった。日本IBMの「IBM Computing on Demand Variable」は運用・セキュリティ体制などで高評価を得た。

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