『日経コンピュータ』と『ITpro』が選んだ374社のITベンダーの中で、クラウドベンダーとしてのイメージに勝る「ベストブランド」は、グーグルやセールスフォース・ドットコム、アマゾン、マイクロソフト、NECなど11社でした。今回(本連載の第2回)は、調査アンケートに回答した1万2632人の属性別に、どのITベンダーのイメージ評価が高いかを見ていきます。

 回答者がユーザー企業の所属者(以下、ユーザー)か、ベンダー企業の所属者(同ベンダー)かでも、各クラウドベンダーに対するイメージは異なる(図1)。

図1●回答者の所属によるクラウドベンダーのイメージ評価の違い
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NECはユーザーに好印象

 ユーザーによるイメージ評価が、ベンダーより良かった企業の代表はNEC。ベンダーにおける順位は11位だが、ユーザーでは7位にジャンプアップする(全回答者では8位)。

 ユーザーによるイメージ評価において、NECは信頼性で72.8、実績で65.5、技術力で56.7を獲得して富士通を上回った。信頼性と実績は日本IBMに迫るスコアだった。逆にベンダーによるイメージ評価では信頼性が63.4、実績が57.0、技術力が50.2で、日本IBM、富士通、日立製作所を下回った。

 NTTデータシステムズ、NTTPCコミュニケーションズ、NTTデータ・セキュリティのNTT系3社もユーザーからの評価がベンダーよりも高かった。

 アマゾンとNTTデータはユーザーよりベンダーからのイメージ評価のほうが高かった。

 アマゾンはクラウドベンダーとしての認知度がユーザーとベンダーで大きく異なった。ベンダーからの認知度は83.5もあったのに対して、ユーザーは64.9と20ポイント近い差が付いた。クラウドサービスの日本における営業活動の開始が遅かったことが、ユーザーからのクラウドベンダーとしての認知の低さにつながったとみられる。

 NTTデータは技術力と実績の二つのスコアで、ユーザーとベンダーの差が大きかった。ベンダーは同社の技術力を61.3、実績を66.4と高く評価している。だが、ユーザーからの技術力のイメージ評価は51.5、実績評価は55.8と10ポイントほど低い。提案力もユーザーは61.2で、ベンダー(69.4)より8ポイント低かった。

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