企業のおよそ4割が採用に動き出したクラウドコンピューティング(図1)。今後4年で市場規模は3倍に膨らむ見通しで、既成の大手メーカーから新興のWeb企業まで参入が相次いでいます。百花繚乱(りょうらん)とも言える状況で、時代をリードするITベンダーはどこでしょうか。また、各社が提供する多様なサービスのなかで最もクラウドらしいのはどれでしょうか――。こうした疑問に答えるため、『日経コンピュータ』と『ITpro』は本邦初の「クラウドランキング」を策定。「ベストブランド」に11社を、「ベストサービス」に18社の20サービスを選びました。その詳細を5回にわたって紹介します。

図1●クラウドコンピューティングの利用意向と市場規模の予測
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 最近、新聞やテレビで「クラウド」という言葉を見聞きしない日はない。今ではコンピュータメーカーからソフトウエアベンダー、通信事業者など、あらゆるIT関連ベンダーが「自社こそがクラウドの担い手」と声高にアピール、連日のようにクラウド関連サービスを発表している。

 だが、各社の主張がユーザーにどのように受け止められているかは判然としない。また、各社が提供しているクラウド関連サービスは、本当に「利用したいときだけ」「すぐに」使えるのか分からない。信頼性やセキュリティにも不安が残る。

 状況をクリアにするため、日経コンピュータとITproは共同で、本邦初の「クラウドランキング」を作成した。

 まず、1万2632人を対象に実施したイメージ調査の結果を基に、クラウドベンダーとしてのイメージに勝るベンダーを「ベストブランド」に選んだ。さらにクラウドベンダー143社へのアンケート調査に基づいて、クラウドらしい特徴を備え、現行システムからの移行もしやすいサービス(とその提供ベンダー)を「ベストサービス」として認定した。

 本連載の第1回と第2回では、ベストブランドの詳細を紹介する。続いて第3~5回で、ベストサービスの認定結果を読み解く。

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