数多くのITソリューションから自社に合ったものを選択するためには、的確な情報収集が欠かせない。ベンダーが提供する製品/サービスの情報やメディアの紹介記事など、その情報源は実に様々だ。

 「市場全体を俯瞰した時には何が起きているのか?」を知ることも、自社の意思決定に大いに役立つ。そこで本連載では、ユーザー企業を対象とした調査データをもとに、賢いITソリューション選択を行うにはどのような点に留意すべきか?を解説していくことにする。

目次

  • 第86回 RPAだけでは解決できない働き方改革や人材不足

     働き方改革や人材不足に対処するためには「より短い時間で、より多くの成果を出す」ことが求められる。そこで注目を集めているのが、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)による業務の自動化だ。だが、ユーザー調査の結果から、RPAを導入するだけでは働き方改革や人材不足への対処として十分とは言えな…

  • 第85回 「サブスクリプション」や「シェアリング」で生まれる新たな商機の気配

     ビジネスのさまざまな場面で「所有」から「利用」への変化が進んでいる。中でも注目を集めているのが、「サブスクリプション(購読型)」および「シェアリング(共有型)」と呼ばれるビジネス形態だ。今回は、これらが企業のIT活用に与える影響、さらには本業との関わりについて見ていく。

  • 第84回 「現場主導型」に突き進むBI・帳票活用、次に目指すべきは?

     「データに基づく判断」の実現は、規模や業種によらず全ての企業が今後取り組むべきIT活用のテーマとなった。それを担うツールがBIや帳票ツールである。BIや帳票は以前からあるカテゴリーだが、昨今では導入の手軽さや使い勝手の良さといった点で進化が見られる。BI・帳票の導入実態データを元に、最新の動向を押…

  • 第83回 「2025年の崖」を前に知っておきたいERPの変化

     会計、販売、人事給与などの基幹系システムは既に多くのユーザー企業に導入されている。また、それらを連携させたERP(統合基幹業務システム)を相当の時間と工数を費やして構築し、使い続けている企業も少なくないだろう。だが昨今は、ERPの製品選択や形態に“変化”が起き始めている。

  • 第82回 「クラウドファースト」と「クラウドオンリー」を混同してはいないか

     クラウドはすでに、企業のIT活用基盤の主要な選択肢の一つとなっている。「クラウドファースト」という言葉をご存じの方も多いだろう。だが大切なことは「クラウド」か「オンプレミス」かの二者択一ではなく、適材適所でIT活用基盤を選択することだ。今回は、調査データが示す昨今のクラウド選択についてのポイントを…

  • 第81回 ITインフラ「激動の2年」を乗り切るためのIT企業との付き合い方

     2019年から2020年にかけては、企業のIT活用基盤に大きな変化が起こると予想される。政府による方針変更がない限り、2019年10月には消費税率が10%に改正され、軽減税率が導入される。そして、2020年1月にはWindows 7やWindows Server 2008の延長サポートが終了する。

  • 第80回 セキュリティ対策に影響を与えるビジネス環境の変化

     例年、年末年始は不正アクセスやデータ流出といったセキュリティ関連のインシデントが起きやすい時期でもある。足下の対策と合わせて検討しておきたいのが、「ビジネス環境の変化を踏まえた、中長期的な観点からのセキュリティ対策」である。今回も、年商500億円未満のユーザー企業を対象としたアンケート調査結果を手…

  • 第79回 「用途数」で考える、適材適所のRPA戦略

     RPAを活用した業務自動化への取り組みが、大企業のみならず、中堅・中小企業でも関心を集めている。しかし、適用を誤ると、「多額の費用をかけてRPAを導入したが、自動化できた業務はごく一部だった」という結果になりかねない。そうならないための留意点を、最新の調査データを見ながら探っていくことにしよう。

  • 第78回 「サービスとしてのWindows」はPC環境を見つめ直す好機

     スマートデバイス、ウェアラブル、ドローンなど新たなIT関連機器が次々と登場してきている一方で、PC(パソコン)に関しては、「性能や機能は向上したものの、基本的な姿は大きく変わっていない」と感じる人が多いかもしれない。だが、Windows 10で導入された「サービスとしてのWindows」によって、…

  • 第77回 働き方改革の前に目を向けたい足元の「ネットワーク環境」

     「働き方改革」と言えば、「テレワーク」や「モバイルワーク」などが想起されるが、働き方改革におけるIT活用では、オフィス外からネットワークを介して業務システムを利用する形態も少なくない。そのため、ネットワーク環境が古いままだと、柔軟で効率的な働き方を実現することが難しくなってくる。

  • 第76回 助成金や補助金など行政のIT活用支援策を賢く使う

     「働き方改革に伴って、労働時間を短縮しなければならない」「ビジネス自体は好調だが、それを担う人材が足りない」といった声を耳にすることが多くなってきた。限られた時間と人材で成果を上げるには、「IT活用による業務の効率化」が必要になる。だが予算の捻出が難しい場合も多いだろう。そのようなときに役立つのが…

  • 第75回 ユーザー主導傾向が強いIoT、ただし適切なIT企業選びも重要

     IoTへの企業の取り組みは、コンセプトを論じる段階から実践段階へと移りつつある。ユーザー企業が自ら、IoTを活かしたシステムを開発し、他社向けに展開するケースも出てきた。しかし、IoTの構成要素はセンサー、ネットワーク、アプリケーションなど多岐に亘っており、ユーザー企業がそのすべてを自前でカバーす…

  • 第74回 基幹系システムに必要な機能を吟味する

      2018年以降、企業の基幹系システム刷新が盛んになっていくことが予想される。主要ベンダーによる製品リニューアルやサポート終了が相次いだことがその主な要因だ。基幹系システム刷新を機に、「これまで実現できなかった機能を取り入れたい」と考える企業は多い。

  • 第73回 ユーザー企業にとって望ましい「見積もり」や「保守/サポート」とは?

     IT活用を進めるうえで、ITソリューションを提供する販社やSIerの支援は不可欠であり、ユーザー企業が販社/SIerに何を求めるかによって、IT活用の成否も大きく変わる。いたずらに価格の引き下げばかりを要求しても、導入効果の高いシステムを構築することはできないだろう。では、ユーザー企業は販社/SI…

  • 第72回 近く、企業ITのあり方を大きく変えそうな3つの兆候

     最近、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉をよく耳にする。生活のあらゆる場面が情報化/デジタル化することによって起こる大きな変革を指す言葉である。今回はデジタルトランスフォーメーションとして注目を集める様々な動きの中から、企業のIT活用に大きな影響を与える可能性があるポイントを確…

  • 第71回 中堅中小企業1300社はどんなITをどこから買ったのか?

     「CRMやBIといった攻めの業務システムを導入すべきか。それともセキュリティやバックアップなどで守りを固めるべきか」「ハードウエアを自社で購入して社内に設置すべきか。それともクラウドを利用すべきか」――。IT活用における選択肢が年々多様化するなか、こんな風に頭を悩ませるユーザー企業は少なくない。そ…

  • 第70回 導入済み企業の多くが支持するBIツールの必須機能

     「データに基づく経営戦略」は大企業のみならず、中堅・中小企業にとっても必須の取り組みになってきた。データを集計/分析し、企業が進むべき道を選択するうえで役立つのがBI(ビジネスインテリジェンス)だ。今回は、BIを既に導入している企業が、BIの何が「便利だ、役に立つ」と考えているのかを示す調査データ…

  • 第69回 ユーザー企業がIT企業に抱く印象から分かること

     ユーザー企業の大半は「業務システムの開発/運用を委託する」「IT企業から製品/サービスを購入する」など、何らかの形でIT企業と接点を持っている。取り引きのあるIT企業に対しては、満足な点も不満な点もあるだろう。本稿では「ユーザー企業が見たIT企業の印象やイメージ」に関する調査データを元に、IT企業…

  • 第68回 オフィス文書活用のこれからを考える

     スプレッドシートやプレゼンテーション資料など、社員一人ひとりが日々作成する非定型のオフィス文書は、業務システムと並び、企業が管理すべき重要データである。このオフィス文書の活用や管理のあり方も、クラウド、スマートデバイス、AI(人工知能)といった新たなITトレンドの登場で変わりつつある。今回は、今後…

  • 第67回 オンプレミスでもクラウドでも始まった「小さなサーバー活用」

     業務システムを稼働させる「サーバー」は、企業にとって最も重要なITインフラの要素の一つである。オンプレミスのサーバー機でもクラウドのサーバーサービスでも、そのことに変わりはない。そのサーバーの世界では今、大規模な環境に対応できる拡張性が重視される一方で、「小さなサーバー活用」とも呼ぶべき兆候が垣間…