新たにクラウドサービスを利用する際、ユーザー企業はセキュリティ対策よりもサービスの月次費用や品質・継続性を重視する。NRIセキュアテクノロジーズが、上場企業など大手企業を対象に実施した調査で明らかになった。

 調査では「提供されるサービスの品質が良い」「自社環境からの移行のしやすさ」「情報セキュリティ報告書を発行している」など20個の選択肢の中から、重視する五つの要素を選ばせた。

 重視するとの回答(複数回答)が半数を超えたのは、上位から順に「月次費用」(85.7%)、「提供されるサービスの品質が良い」(61.8%)、「サービスの継続的な提供が保証される」(60.9%)、「初期導入費用」(54.1%)である。

 クラウドサービスは、サービス提供事業者のデータセンターで情報を管理する。そのため、情報漏洩や不正アクセスといったセキュリティを不安視する声は少なくない。だが、今回の調査結果を見る限り、セキュリティはそれほど重視されていないようだ。

 セキュリティ関連の選択肢で、重視するとの回答が最も多かったのが、「情報セキュリティ監査の実施状況」で19.5%。これに「第三者認証(ISMS、プライバシーマークなど)の取得状況」(11.3%)、「情報セキュリティ報告書を発行している」(8.8%)が続く。

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