東日本大震災の影響を加味した国内サーバー市場予測を、IDC Japanが発表した。2011年の市場規模は、3846億円となる見通しだ。2010年実績比で14.3%も市場が縮小する。東日本大震災による被災や電力不足、部品不足、景況悪化が影響する。

 この下げ幅は、リーマン・ショック以来である。2009年の同市場は、前年比成長率が金額ベースでマイナス19.2%、台数ベースでマイナス14.4%だった。市場規模は4807億円。

 当初、国内サーバー市場は回復基調に転じるとみられていた。2010年の市場規模は4487億円で、前年比成長率はマイナス6.7%だったものの、x86サーバーが好調で下げ幅を縮小していたからだ。教育分野などで1000台を超える大口案件が多数あったほか、企業への出荷も好調に転じていた。しかし、今回の震災で風向きが大きく変わった。

 2012年にはプラス成長に転じそうだ。同年の国内サーバー市場は5.0%のプラス成長で、市場規模は4037億円になる見込みだ。2013年もプラス成長が続き、市場規模は4207億円となる。ただし、2010年から2015年までの年間平均成長率はマイナス2.3%で、長期的には国内サーバー市場は横ばい傾向にある。2015年の市場規模予測は3998億円だ。

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