IDC Japanは、東日本大震災による影響を考慮した2011年の国内製品別IT市場予測を発表した。震災の影響で新規システムの構築が抑制されるため、「ハードウエア」「パッケージソフトウエア」「ITサービス」のいずれの市場においても、震災前(2011年2月時点)の予測を大幅に下回る結果となった。

 震災の影響を考慮した2011年の市場予測は、次の通り。ハードウエア市場は、前年比5.0%減の5兆857億円。パッケージソフトウエア市場は同7.9%減の2兆1106億円、ITサービス市場は同1.8%減の4兆8541億円である。

 震災前の予測では、ハードウエア市場は前年比1.4%減、パッケージソフトウエア市場は同2.9%増、ITサービス市場は同1.8%増の見込みだった。

 東日本大震災は、ハードウエア市場とITサービス市場の成長率を3.6ポイント、パッケージソフトウエア市場では10.8ポイント、押し下げることになる。

 ただし、厳しい状況は長く続かなさそうだ。復興需要の本格化や景気回復により、2012年の国内製品別IT市場はプラス成長に転じる。ハードウエア市場は前年比で4.0%増、パッケージソフトウエア市場は同3.2%増、ITサービス市場は同2.3%増になる見込みである。

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