米調査会社のガートナーは、インドのITサービス企業の成長が、2010年に再加速したと発表した。インド上位5社の2010年1~12月におけるITサービス分野の売上高の合計額は、前年から22.6%伸びた。

 世界のITサービス企業上位10社における2010年の売上高(合計額)の伸び率は前年比5.8%だ。世界のITサービス市場全体でみると、2010年の成長率は3.1%。これらの数字と比べると、インド大手の成長が際立つ。ガートナーはこの結果を受け、インドのITサービス企業はリーマン・ショック後の低迷から脱却し、成長局面に戻ったと判断している。

 絶対額でみると、インド大手は上位5社合計で2010年に売上高を45億ドル増やした。最大手のタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS) は2010年時点で、世界のITサービス企業ランキングで21位に食い込んだ。前年より順位を3ランク上げている。

 インドの上位5社中、最高の成長率を記録したのは4位のコグニザントで、前年比40.1%増(同13億ドル増)だった。景気低迷中も投資を継続したことなどが実を結んだという。

 今後は日本においても、インドのITサービス企業のサービス提供能力に期待する動きが広がっていくと、ガートナーは予測する。

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