ソーシャルメディアをマーケティングに活用するにあたって欠かせない運用・管理向けのツールを解説している。前回までは日本で入手できる主要なツールを取り上げた。今回は、日本で未発売のものを含めて、機能が充実している欧米のツールを中心に紹介していこう。

ひな型を使ってコンテンツを簡単に作れる「Buddy Media」

 まずは、前回までの記事でも取り上げた「Buddy Media」を紹介する。Buddy Mediaは自社のサービスをソーシャルエンタープライズソフトウエアと定義している。P&G、アフラック(アメリカンファミリー生命保険)、フォード、サブウェイ、ロレアルといったグローバル企業における導入実績ではトップクラスだ。現状は、Facebookの運用管理にフォーカスした仕様になっている。投稿管理、モデレーション、分析、自社Facebookページ内の会話のモニタリングといった機能を搭載する。

 Buddy Mediaの一番の強みは、アプリやカスタムタブの制作機能を装備していることだ。「ProfileBuddy」という機能を使うことで、50種類以上のサプレット(ソーシャルで活用できるアプリケーション)から選択して、写真ギャラリー、ギフト、クイズ、クーポン、投票といったコンテンツを簡単にすぐ作成できる。図1がサプレットを選択しコンテンツを作成する画面だ。専門的なコーディングやプログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップで制作が進められる。

図1●Buddy Mediaの「ProfileByddy」機能
コーディングやプログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップでアプリを制作できる。
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 これらのコンテンツをキャンペーンごとに一から開発・制作すると、膨大なコストがかかってしまう。だが、Buddy Mediaのようなツールを使えば、すぐに手軽に作成できる。

 Buddy MediaではFacebookのカスタムタブの作成も簡単だ。カスタムタブとは、Facebookページの右側にあるページを指す(図2)。Buddy Mediaでは、ページのデザインをPowerPoint上で操作するように簡単にデザインできる。また、CSSを指定することで、自社ブランドにふさわしいデザインでカスタムタブを作成することも可能だ。

図2●Buddy MediaではFacebookページのカスタムタブも簡単に作成できる
PowerPointなどでプレゼンテーションを作るのと同じイメージで作れる。
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 企業で何らかのキャンペーンを実施する場合、今まではキャンペーンごとにサイトを外注などし、コーポレートサイトに顧客を集客していた。だが、ソーシャルメディアマーケティングの時代では、社内のスタッフがこのようなツールを使いこなし、限られた時間の中でブログページを作成するかのようにキャンペーンページを作り、アップしていくことが望まれる。ソーシャルメディアマーケティングでは、時間をかけた精度の高いものではなく、より早いサイクルでページを用意するといったマーケティング活動が求められるようになるだろう。

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