ノークリサーチは2012年6月27日、「2012年中小企業のIT管理/運用人員規模に関する調査報告」を発表した。これによると、年商500億円未満の国内民間企業において、ITの管理/運用を1人で全て担当している「ひとり情シス」企業の年間IT投資額は、担当者を特定していない企業の1.8倍であることが明らかになった。

年商500億円未満の企業における年間IT投資額のIT管理/運用人員規模別比率
出典:ノークリサーチ(6月27日)
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 調査対象は、年商500億円未満の国内民間企業1000社の経営層および管理職。各企業に年間IT投資額を尋ね、その結果をIT管理/運用の人員規模別に集計したところ、ITの管理/運用を担当する社員が「特に決まっていない」企業の年間IT投資額を1とすると、「ひとり情シス」企業の年間IT投資額は1.8となった。担当社員が2名以上になると、この比率は跳ね上がり、2-5名では9.5、6-9名では17.6、10名以上では34.2に達している。

 IT管理/運用人員の数を年商規模別に見ると、年商5億円未満の企業では65.5%で担当社員が特に決まっておらず、24.0%が「ひとり情シス」。年商5億円以上50億円未満の企業では、29.5%で担当社員が決まっておらず、30.5%が「ひとり情シス」だった。

 年商5億円以上50億円未満の企業をさらに拠点数別に見ると、「拠点は1ヵ所のみ」の企業では48.2%が担当社員を決めていなかった。これに対し、「2~5ヵ所の拠点があり、サーバやネットワークといったインフラは全拠点で統一的に管理されている」という企業では、担当者が決まっていない比率は20.3%にとどまった。