システムインテグレーションにとどまらず運用のエキスパート(専門家)をもシステムに統合する──。垂直統合型システムの後発であるIBMがPureSystemsに込めた秘策は、これだ。運用負荷の増大に悩むユーザー企業のニーズに応え、ライバルに対抗するべく「現段階のベストを追求するだけでなく企業システムの次の10年を見据えて開発した」(日本IBMの橋本孝之会長)のである。

 システム管理ソフトからのアラートを通じて異常の兆候を見抜き(インシデント管理)、原因を特定して適切な解決策を選び(問題管理)、システムリソースの追加など障害対策を実施する(変更管理)。システムの維持管理で最も重要なこれらのプロセスを、PureSystemsでは、非機能要件などを定義した「パターン」を組み込んだ運用管理ソフトによって遂行する。IBMが提唱してきたオートノミック・コンピューティング(自律型コンピューティング)のコンセプトを、最新のハード・ソフトとクラウド技術を活用して実現した製品だ(図2)。

図2●運用専門家のノウハウを組み込んだIBMの「PureSystems」
図2●運用専門家のノウハウを組み込んだIBMの「PureSystems」
システムの構成情報や非機能要件などを定義した「パターン」を適用し、システム稼働後の運用フェーズを自律化する

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