ノークリサーチは2012年8月1日、中堅・中小企業におけるサーバー仮想化の調査結果を発表した。これによると、年商100億円以上500億円未満の企業ではサーバー仮想化を「活用中」の比率が4割を超えることが明らかになった。

中堅・中小企業のサーバー仮想化活用状況
出典:ノークリサーチ「2012年中堅・中小企業におけるサーバ仮想化活用の課題とその解決策」
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 サーバー仮想化を「活用中」の企業は、年商5億円以上50億円未満では23.7%、50億円以上100億円未満では32.0%。これに対して、100億円以上300億円未満では45.0%、300億円以上500億円未満では41.0%に達する。

 続いて、サーバー仮想化を活用する際の課題を複数回答で質問したところ、「仮想化によって得られる投資対効果が不明確」が、年商5億円以上50億円未満の企業で28.7%、50億円以上100億円未満の企業で16.0%、300億円以上500億円未満の企業で19.5%で最も多かった。一方、年商100億円以上300億円未満の企業では、「仮想化されたサーバー環境を適切に管理/運用できるか不安」が16.0%で最も多く、「投資対効果が不明確」は15.0%で2番目だった。

 「投資対効果が不明確」を課題とする企業が多かった理由について、ノークリサーチでは「サーバーの仮想化では、物理サーバー台数の削減によってコスト削減効果を算定することが多い。だが、中堅・中小企業では運用中の物理サーバー台数が大企業に比べて少ないため、台数の削減だけでコスト効果効果を算出することが難しい」ことを挙げている。

 調査の実施期間は2012年1月~2月。回答者は経営層およびITインフラの導入/選定/運用作業の担当者で、有効回答数は1000件だった。