Lattus-Xシステムのラック
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Lattus-Xシステムの構成要素。上から「A10アクセスノード」「C10コントローラノード」「S10ストレージノード」
Lattus-Xシステムの構成要素。上から「A10アクセスノード」「C10コントローラノード」「S10ストレージノード」
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 日本クアンタムストレージの「Lattus-X」は、スケールアウトによって数百ペタバイト級(サーバー1万台規模)まで拡張できるオブジェクトストレージである。広域での大規模なアーカイブ用途に適する。

 システムは次の3階層で構成する。(1)バックエンドでデータを保管する高さ1Uの「S10ストレージノード」、(2)S10に対してHTTP REST APIでアクセスできるようにする高さ1UのRESTヘッド「C10コントローラノード」、(3)C10に対してCIFS/NFSプロトコルでアクセスできるようにする高さ2UのNASヘッド「A10アクセスノード」。これらのノードはTCP/IPで相互に通信する。

 このうちNASヘッド(A10)は広域分散を想定しており、複数ノードにまたがった単一のネームスペースをサポートする。その配下には、スイッチを介して複数台のRESTヘッド(C10)を配置する。業務システムからのNASアクセス要求は、いったんREST要求に変換してから、最終的にストレージノード(S10)に渡される。ただし、同一ファイルに対して、NAS経由とREST経由で同時にアクセスすることはできない。

 開発元の米Quantumによれば、「ノード数に実用上の制限はない。単一ネームスペースで数百ペタバイトまで拡張できる」という。ストレージノード(S10)容量は1ノード当たり36Tバイトなので、1万台規模のS10を単一システムとして運用できる計算になる。ただし、NASヘッド(A10)は1ノード当たり最大4億ファイルという制限がある。

 なお、ノード障害発生時のエラー訂正手法として、ファウンテン符号化アルゴリズムを採用したとしている。

Lattus-Xの概要
構成要素■S10ストレージノード:1Uラックマウント型
■C10コントローラノード:1Uラックマウント型
■A10アクセスノード:2Uラックマウント型
アクセス手法■NAS(CIFS/NFS)アクセス
■REST APIアクセス
(同一ファイルに対してNASとRESTの同時アクセスは不可)
基本構成■S10ストレージノード×20台(計500Tバイト)
■C10コントローラノード(RESTヘッド)×3台
■A10アクセスノード(NASヘッド)×1台
■内部ネットワークスイッチ×2台
ノード容量S10ストレージノード1台当たり36Tバイト(3Tバイト×12台)
システム容量■最小:500Tバイト(S10ストレージノード×20台)
■最大:数百ペタバイト(S10ストレージノード×1万台規模)
価格(税別)500Tバイトの基本構成で6750万円から
発表2012年12月7日
出荷開始2013年1月