前回挙げたPLM(Products Lifecycle Management)導入最盛期当時の課題は、そのまま現在の課題となっているものも多い。今回は、これらに関してさらに具体的に解説し、留意点も挙げておく(「PLM導入最盛期」に起こった出来事や現象をまとめた表「四半世紀におけるPLMとその適用の変化(第12回掲載)」はこちら)。

現在に繋がるPLM導入最盛期の課題

 PLMツールはPDM(Product Data Management)ツールに対して、一般的に下記の機能が付加され進化してきた。

  • 設計BOM(Bill of Materials)
  • プロジェクト管理〔最小単位はタスク、個人のWBS(Work Breakdown Structure)まで〕
  • ドキュメント管理(よろず、オブジェクトの版管理)
  • プロセス管理(主には設計変更管理だが、マイルストーンごとのデザインレビューなどを、プロセスの電子認証を含めて)
  • ノウハウ/ナレッジ管理(機能は今でも表面的かつ限定的なものでしかないが)

 特に気を付けなければならないのは、「自社の業態を分析した上でPLM導入を図るべきだ」という点である。中でも製品の市場サイクルが1年程度で、次々と新技術・新機能を盛り込む(決してそれが望ましいこととはいえないのだが)製品においては、留意すべき点が多い。代表的な項目は以下の通りである。

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