Eugrid CloudDockの画面
Eugrid CloudDockの画面
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 Eugridの「Eugrid CloudDock」は、クラウド上のデータだけを利用してアプリケーションを実行できるようにするソフトである。ローカルディスクへの書き込みキャッシュ技術とオンラインストレージ技術という、二つの異なる技術を組み合わせることで、ネットワークを接続していない状態でもローカルディスクにデータをいっさい保存せずに実行できる。

 提供する機能の一つは、クライアント端末(Windows/iOS)で利用するデータ(文書ファイルなど)を、オンラインストレージに保存するというもの。データをクライアント側に置かずにサーバー(オンライン)側に置けば、クライアント機を紛失してもデータが漏えいしない。さらに、会社のWindows機と自宅のiPadなど、複数のクライアント機からデータを共有できるメリットがある。

 これにもう一つ、ネットワークがつながらないオフライン環境でも、オンラインストレージ上のデータにアクセスできるようにするキャッシュ機能を併用する。クライアント側に用意したキャッシュ(ハードディスクの代わりとなるメモリー領域)に、オンラインストレージ上のデータを同期しておくことによって実現する。

 クライアント側では、オンラインとオフラインの二つのモードをボタンで切り替える。オフライン状態にすると、クライアント上のキャッシュだけを利用する形になる。操作するのはメモリー領域だけで、クライアント機の物理ドライブ(ハードディスクやSSD)にはデータを保存しないので、クライアントの電源を切るとデータが消える。これにより、クライアント機を紛失してもデータが漏洩しない。

 なお、Eugrid CloudDockは、同社の既存ソフトを応用した製品である。例えば、「Eugrid SecureDesktop」は、ローカルディスク上にデータを残さない書き込みキャッシュソフトである。社内LANへのリモートアクセスを安全にする機能も提供する。また、「Eugrid Secure Client」は、クライアント側でアプリケーションを実行しつつ、データだけをオンラインストレージ(NAS)に強制的に保存するソフトである。

Eugrid CloudDockの概要
ソフトウエアの種類オンラインストレージ構築ソフト
提供する機能/技術■オンラインストレージへのデータ保存機能
■ローカアルドライブへの書き込みキャッシュ機能
価格(税別)販売代理店の一社である丸紅情報システムズ(3月1日から販売)の場合、
■サーバーソフト:1台当たり37万5000円
■クライアントソフト:1台当たり1万5000円
サーバーソフトの稼働OSWindows Server 2008 R2/2012。別途、SQL Server 2008 R2(Express)とNASが必要
クライアントソフトの稼働OSWindows XP/Vista/7/8、iOS 6.1以降(iPad2以降)
発表日2013年2月25日
出荷日2013年2月26日