ユーザー企業が今後、利用拡大を考えているITサービスの人気上位は、「IDC(インターネットデータセンター)サービス」や「SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)・PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)」だという調査結果を情報処理推進機構(IPA)が明らかにした。従業員数が1001人以上の大企業では、49.3%がSaaS・PaaSを挙げた。前年度(2011年度)調査で「ASPサービス(SaaS・PaaSなど)」という尋ね方で43.2%だったのに対して、今回はSaaS・PaaSのみに定義を狭くしたにもかかわらず6.1ポイント増加した。

企業が今後、利用拡大を考えているITサービス(従業員規模別)
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 大企業でIDCサービスを挙げた回答は46.3%で、前年度から3.9ポイント増加した。

 パッケージソフトウエアの利用意向も伸びている。同ソフトの「購入」と「導入・カスタマイズ」を挙げた回答は大企業でそれぞれ33.6%と32.8%に上り、8.6ポイント、13.1ポイント増加した。

 一方で、前年度調査では「システム受託開発(業務系・情報系など)」が大企業で28.0%あったのに対して、今回は専門技術系も含めた「システム受託開発」という定義を広げた聞き方にもかかわらず、24.6%に減った。

 こうした環境変化に対応したIT人材の育成が重要課題になりつつあると、IPAは指摘している。