仮想化によるサーバー統合とハイブリッドクラウドのTCOの内訳(4年累計)
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 仮想化によるサーバー統合を実施する場合と、パブリック/プライベートのハイブリッドクラウドを採用する場合のTCO(総所有コスト)を試算すると、ハイブリッドクラウドの方がTCOを抑えられるとの試算結果をITRが発表した。大手流通業をモデル企業として、サーバー数300台の現行の情報システムと、年間25台ずつサーバーを増設するオンライン販売などの新規システムを対象に4年間のTCOを試算。仮想化によるサーバー統合のTCOが約6億7000万円なのに対して、ハイブリッドクラウドのTCOは約5億3000万円と、約78%に抑えられる結果となった。

 「資源調達」「運用」などのフェーズ別では、ハード/ソフト/サービスの資源調達においてサーバー統合のTCOが約4億5000万円、ハイブリッドクラウドが約3億9000万円となった。サーバー統合ではハードウエアやソフトウエアの購入および保守費用がかさみ、資源調達コストがTCOの約67%を占める。

 運用では、ハイブリッドクラウドのTCOがサーバー統合の約56%に抑えられている。特にハイブリッドクラウドはオペレーションコストの削減効果が高い。

 システムダウンでの機会損失コストについては、ハイブリッドクラウドの持つ耐障害性の高さが反映され、TCOは約526万円で、サーバー統合の約18%と少ない。