IDC Japanは2013年5月29日、国内クラウドサービス向けITサービス市場の予測を発表した。同市場の2012年の規模は1528億円で、2012年~2017年の年間平均成長率は30.5%、2017年の市場規模は2012年比3.8倍の5793億円になるとした。

 クラウドサービス向けITサービス市場とは、パブリックおよびプライベートクラウドサービスの導入/利用を支援するITサービスのこと。

 具体的には、クラウドサービスの導入/利用に関わるITコンサルティング、SI(システム構築/開発)、カスタムアプリケーション開発/保守といった「プロフェッショナルサービス」と、クラウドサービスの運用管理を実行/支援する「マネージドサービス」、クラウドサービスの導入/利用時に提供される教育やサポートなどの「サポートサービス」といった分野が含まれる()。

図●国内クラウドサービス向けITサービス市場 サービスセグメント別支出額予測
図●国内クラウドサービス向けITサービス市場 サービスセグメント別支出額予測
出典:IDC Japan(2013年5月29日)

 IDCでは、クラウドサービスの普及に伴い、導入/利用を支援するITサービスの需要も高まっているとしている。一方、ユーザー企業がクラウドサービスを導入する主な目的はコスト削減であることから、サービスベンダーにもベストプラクティスを用いた効率化が求められるという。

 クラウド時代のITサービス市場においては、強いベンダーはより強くなり、特徴を持たないベンダーは急速に競争力を失い淘汰の危機を迎えるとIDCは警告する。「サービスベンダーは、現在のクラウド関連の事業規模が限定的であったとしても、クラウドに注力することが重要だ」としている。