IDC Japanは2013年6月6日、2012年のオープンソースソフトウエア(OSS)エコシステムの市場規模が6751億6200万円だったと発表した。同市場の2012年~2017年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は10.2%で、2017年には1兆962億円に達するという()。

図●国内OSSエコシステム市場支出額予測
図●国内OSSエコシステム市場支出額予測
出典:IDC Japan(2013年6月6日)

 IDCではOSSエコシステム市場を、企業や団体、事業者などにおけるOSSを利用したITシステムの支出額から算出しており、OSSに対するサポートサービス、ITシステムで使用されるハードウエア、同商用ソフトウエア、ITシステムの導入/構築サービス、運用/保守サービスの5つの市場別に見ている。2017年は、導入/構築サービスと運用/保守サービスの合計が50%以上を占め、ハードウエアは約20%、OSSサポートサービスと商用ソフトウエアがそれぞれ10%強になるとIDCは予測している。

 IDCは、今後OSSエコシステム市場の成長をけん引していく大きな要素として、仮想化/クラウドによる次世代IT基盤での使用が期待されるOpenStackやOpenFlowなどのOSSを中心としたエコシステムを挙げる。OpenStack、CloudStack、Eyucalyptus、OpenNebulaなどを含めた国内OSSクラウド基盤構築/管理ソフトウエアエコシステム市場は2017年に551億円となり、国内OpenFlowエコシステム市場規模は2017年に329億円になるとIDCは予測。これらのOSSを活用したパブリッククラウドとプライベートクラウドの構築が、2015年頃から本格化する見込みだとしている。