クラウドコンピューティングのメリットの一つに、システムを迅速にグローバル展開できることがある。例えばアジア拠点を強化するからといって、現地でシステムを構築する必要はない。データ通信回線さえ確保できれば即座に利用できる。

 実際、「既に海外進出している」、または「今後、海外進出を予定している」企業は、進出を予定していない企業に比べて導入率が高い(図1)。IaaSの場合、海外進出予定のない企業での「導入済み」は8.5%。「試験導入中・導入準備中」や「検討中」を加えても2割強である。一方、「今後、海外進出を予定している」企業ではそれぞれの割合が2倍近い。「導入済み」は17.4%、「検討中」まで含めると4割を超えた。

図1●IaaSとプライベートクラウドの導入状況(海外進出状況別)
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 「既に海外進出している」企業よりも、「今後、海外進出を予定している」企業の方が導入率が高いのは、グローバルシステムの企画・構築時期によるものだろう。以前から海外進出している企業の場合、システムをグローバル展開する際にIaaSという選択肢は無かったためだ。プライベートクラウドの場合、IaaSほどの大きな差は出なかったが、やはり海外に進出している(または進出予定の)企業での導入率が高かった。

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