2012年の国内エンタープライズアプリケーションの市場規模は1兆9227億円で前年比1.9%増、BA(ビジネスアナリティクス)の市場規模は8886億円で同3.7%増となった。IDC Japanによると、長きにわたりIT支出を抑制していた製造業がグローバル化のためにIT支出を増やし、市場の復調に寄与した。

 2013年の同市場も製造業がけん引する。ただし2014年以降は、金融、通信/メディア、情報サービス業を中心にBA市場が堅調に推移するという。金融商品の優良顧客を囲い込むCRM(顧客関係管理)ソリューションや不正検知などのソリューション関連で金融業がIT支出を増やす動きや、流通/小売業で生産や物流機能を強化する動きが出てくると見ている。

国内エンタープライズアプリケーション/ BAソリューション市場予測
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 BAは企業への浸透率が相対的に低く、今後も新規需要を中心に堅調な支出傾向が続くという。BAをより浸透させるためには、初期導入費用が少なく短期導入が可能なソリューションの提供を通じて、企業ごとに異なる分析対象データや分析手法を見極めてもらうこと、短期の投資対効果の算出を支援することを提言している。2012~2017年のBA市場の年間平均成長率は4.8%で、2017年の市場規模は1兆1218億円になると予測している。