バニーコルアートはアクリル絵の具「リキテックス」をはじめ、さまざまな絵具や画材を扱う製造輸入販売会社だ。絵心のある人なら誰でも知っている有名なブランドで、その美しい色味と発色、豊富なカラーバリエーションにほれ込んだ画家や芸術家も数多い。その「リキテックス」が昨年、世界初の試みのアートフェアを開催し、成功を収めた。その名は「アートプライズ2012」。次世代アーティストを生み出すことをコンセプトにした公募展だ。

写真●バニーコルアートが運営するアクリル絵の具「リキテックス」のFacebookページ
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 一体どこが「世界初」なのかというと、これがまた至極ユニークだ。プロを目指すアーティストの卵たちの作品をエントリーしてもらい、一般審査→Web審査→最終審査という流れで進み、グランプリを決定するのだが、そのすべての審査をインターネット上で行うという、大いなるチャレンジに打って出たのだ。

 もちろんFacebookも世界初の試みに一役買っている。アートプライズ専用のサイトの他に、リキテックスのFacebookページで、公募状況や審査の進み具合等を実にいいタイミングで記事として投稿している。

 こういったFacebookの使い方も実に秀逸だが、バニーコルアートに学ぶべきことはほかにもたくさんある。なんといっても注目したいのは、ブランドごとのサイト展開方法だ。中小企業の中には、数多くの商品を取り扱っているところも多いと思うが、商品ごとの情報発信については、大いに参考になるはずだ。

 チャレンジ精神旺盛なバニーコルアートの成功のレシピをまとめると、次のようになる。

「バニーコルアート」の成功のレシピ
1.Facebookページはブランドごとに展開。サイトの更新頻度や書く内容は、すべてブランドマネージャ主導とする。
2.リアルのつながりをFacebookで加速する。
3.Facebookページはあくまでもファンのためのページ。製品情報だけではなく楽しめる記事を載せる。

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