Windows XPサポート終了後の対応策で、最も多かったのは「Windows 7パソコンにリプレースする」の46.9%で、「Windows 8/8.1パソコンにリプレースする」はわずか3.1%。しかも、サポート終了後に「Windows XPを使い続ける」という回答が18.5%にも上った。

 ITpro Activeでは2013年10月25日から11月11日にかけて「Windows XP利用状況とサポート終了対策の実態調査」を実施して550人から回答を得たが、その結果は驚くべきものだった。

サポート終了まで数ヵ月となったWindows XP

 Windows XPのサポートが終了となる2014年4月9日まで、あとわずかとなった。それ以降、Windows XP向けのセキュリティ更新プログラムは提供されなくなり、XPを搭載したパソコンは高いセキュリティリスクに晒(さら)されることになる。

 2001年10月に発売されたWindows XPは、12年以上にわたって企業情報システムのクライアントOSとして使われてきた。後継OSにあたるWindows Vistaの評判がいまいちだったこともあって、多くの企業において長年の間、クライアントOSの主力として君臨してきた。

 調査を実施する前の時点では、サポート終了まで半年を切っていることもあり、「大半の企業はXPから後継OSへの切り替えを完了しているだろう」と想像していた。だが、「Windows XPを勤務先で利用していますか」という質問に対して、「利用している」という回答は7割以上に達した(図1)。

図1●Windows XPを勤務先で利用していますか
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 調査はITpro Activeの会員向けメールを使って告知し、Webアンケート形式で実施した。このため、Windows XPの動向に高い関心を持つ「(XPを現在も)利用している」XPユーザーが、一般よりも高い比率で回答者に含まれている可能性が高い。それでも、回答者(550人)の7割以上(390人)というのは予想外の数字だった。

 では、XPを利用中の390人の勤務先は、サポート終了に向けてどのような対策を取る予定なのだろうか。最も多かったのは、冒頭で紹介したように「Windows 7パソコンにリプレースする」(46.9%)。これに「OSのみWindows 7に切り替える」の7.4%を合わせると、XPユーザーの半分以上はWindows 7へ移行することになる。使い勝手の継続性が重視される企業向けということもあって、UIを一新した最新のWindows 8/8.1パソコンにリプレースするという回答は3.1%、「OSのみWindows 8/8.1に切り替える」の0.5%を合わせても、Windows 8/8.1へ移行する比率は3.6%にとどまった(図2)。

図2●Windows XPサポート終了について勤務先の対応(複数回答)
意見欄を参照すると、その他の10%には「複数台のXPマシンがあり1台ごとに対応が異なる」という回答が4%、「Vistaを利用」という回答が1.5%含まれている。
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 Windowsパソコンを使うのは止めて、MacやLinuxなどの非Windowsパソコン、タブレットやスマートフォンに移行するという回答は、たったの1.8%。今後はパソコンに代わってタブレットやスマホが主流となる「脱パソコンの時代」だという見方もあるが、少なくとも企業情報システムのクライアントでは、まだまだWindowsパソコンが主役であり続けるようだ。

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