「第1章 Webサイトの変遷と要求の変化(3)」で述べたように、消費者が商品を購入するまでの行動プロセスが、インターネットの普及によって大きく変わる中、企業はリアルとネットを組み合わせたマーケティングやクロスメディア戦略を取り始めている。

インターネットを介したマーケティング手段の変化

 新規の見込み顧客を集めるために各企業が行っているマーケティングステップを概略すると以下のようになる。

 ステップ1:テレビや雑誌などを利用し露出度を高め興味を引かせる
 ステップ2:エリア別・ターゲット別にチラシやDMを配布し認知率を高める
 ステップ3:Webサイト(PC、モバイル)へ誘導する
 ステップ4:詳細なコンテンツを用意し、顧客アクションへつなげる
 ステップ5:見込みの高い顧客に個別に対応する

 ステップ1、2は、マーケティングの中でマスマーケテイングに分類され、興味を喚起し、認知向上のために実施することが多い。商品や製品のターゲット年齢によっては、インターネットを利用したマーケティングよりも、4大マスメディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)効果がいまだに健在である。ステップ3、4は、リードを集めるためのダイレクトレスポンスを目的としたマーケティングとなるが、Webサイトのみならず展示場やセミナー、リアル店舗への誘導も含まれる。

 昨今は、テレビコマーシャル(ステップ1)からすぐにWebサイト(ステップ3)へ誘導し、「興味があったら、即サイトへアクセス」というクロスメディア戦略が多く見られ、マーケティングステップ間を短縮させる傾向が強い。例えば、以下のような文言をテレビや媒体・DMなどで見聞きしたことがあると思う。

・続きはWebサイトで
・○○と検索してね
・www.○○○へ
・公式メニューのルートはこちら iMenu⇒○○○⇒サイト名
・QRコードはこちら

 では、なぜWebサイトへ誘導させようとするのか。それは、以下のようにマーケティング効果が測定しやすいからである。

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