ロンドンに本社を置くBERGは、インターネットにつながるプリンターを開発するなど、IoT(Internet of Things)を具現化する活動を推進するベンチャー企業である。大阪で行われた「Hack Osaka 2014」に招かれて来日した同社創業者であるMatt Webb氏に、同社が目指すIoTの方向性や、このところ急成長しているというロンドンのベンチャー事情を聞いた。

(聞き手は菊池 隆裕=日経BP イノベーションICT研究所


ホームページを見ると、ネット接続を前提としたプリンターや鳩時計などの機器が並んでいます。製品を開発し、販売することがBERGのミッションなのでしょうか?

英BERG CEOのMatt Webb氏
英BERG CEOのMatt Webb氏

 いずれも、最近、言われるIoT(Internet of Things)が、どうあるべきかを知るための実験です。私たちが作りたい本当の製品というのは、コネクティビティを持つ製品のためのソフトウエアです。

 あらゆるものがネットにつながるというトレンドを踏まえて、顧客との新しいコミュニケーションを生み出すものになります。ハードウエアだけでなく、オンラインで提供されるソフトウエアが必要になります。その間をつなぎ合わせることがBERGの役割になります。ほかにも同じようなことをしている企業はありますが、BERGはWebとハードウエアの接続に注力しています。

顧客はどのような企業になるのでしょうか。

 2つの企業を念頭に置いています。一つは、ハードウエアのスタートアップ企業。もう一つは、既にある企業の新規事業あるいは研究開発の担当者です。既存企業に対しては、当社のソフトウエアを組み合わせることでどんなことができるのか、プロトタイプを示しています。

 私たちの社内には、プラットフォームとプロトタイプの2つの開発部門があり、後者が既存企業向けのプロトタイプを作成します。

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