2013年8月に日本オラクルの社長に就いたデレク・エイチ・ウイリアムズ氏。ハードとソフトをあらかじめ組み合わせて最適化した「エンジニアード・システム」やクラウドを武器に、ビッグデータやIoT(Internet of Things)市場で攻勢をかける。2001年から日本オラクルの取締役を務める同氏は、日本企業のビジネスを見つめてきた“日本通”でもある。ビッグデータ活用を中心に、同社の戦略を聞いた。

(聞き手は森山 徹=日経コンピュータ


日本における最近のビジネスの変化をどう見るか

デレク・エイチ・ウイリアムズ氏
日本オラクル 取締役 執行役 社長 最高経営責任者
(写真:陶山 勉)
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 日本の市場は大きく変わってきた。顧客やパートナーはグローバル化の機会をとらえようとしている。販売や流通、生産やサプライチェーンを通じてグローバル化したいと、口々に言っている。

 私には国際市場における知識があり、経験もある。こういった顧客やパートナーの役に立てるのではないかと考えている。

日本企業がグローバル化するためのポイントは

 一つめは現状認識だ。日本企業には、国内市場が縮小しているという認識がある。海外でビジネスを展開し、グローバル化しないと自分たちの事業、つまり売り上げが落ちることを理解する必要がある。

 二つめは、日本の商品やサービスは海外市場においてとても大きな期待が持てること。三つめは、日系企業は国内のエグゼクティブだけではなく、海外のエグゼクティブを採用しなければならないことだ。これまで日系企業が海外に進出した際は、日本のエグゼクティブを現地に派遣していた。しかし現在はより多くの日系企業がそれぞれの市場において、ローカルのスキルや経験を持つ人材を採用しつつある。

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