MotionBoard Ver.5.0における地図機能(GEOアイテム)の表示例
MotionBoard Ver.5.0における地図機能(GEOアイテム)の表示例
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 MotionBoardは、企業のビジネスに必要な情報の分析・活用を支援するダッシュボード・ソフト。ビジネス情報を、円、棒、折れ線、レーダー、ゲージなどのチャートで可視化するほか、ドリルダウンやドリルスルーといったOLAP分析、動的なアラート、ユーザー間での情報共有などの機能を備える。既に、流通・小売業や製造業など約160社の導入実績があるという。

 2014年3月26日に発表した「MotionBoard Ver.5.0」では、Excel連携、インメモリー技術による大量データ集計の高速化、データを地図上に表現する地図機能(GEOアイテム)、チャート表現の追加などの機能強化を行った。

 Excel連携では、Excel/CSVファイルを、データとしてそのままMotionBoardに取り込めるようにした。手動だけでなく、あらかじめスケジュールで設定した時刻や、ファイルを更新したタイミングに合わせて自動的にデータを取り込める。

 インメモリー技術を用いた集計では、対象とするデータをMotionBoardが動作するサーバーのメモリーに取り込むことで高速な処理を実現する。ウイングアーク1stによると、約1億2000万件のデータを約2秒で集計・処理できたとしている。集計対象のデータをすべてメモリーに取り込むだけでなく、差分データのみの取り込みや条件を指定した取り込みも可能。一定期間を超えたメモリー上のデータは、自動的に削除するようにできる。分散サーバー環境では、各サーバーのメモリーを利用することでコスト軽減や負荷分散が行える。

 地図機能(GEOアイテム)では、MotionBoardが標準搭載する地図データを利用して、各種情報を地図上に表示する。地図上のエリアやポイントをユーザーが設定できるエディタを装備。住所あるいは緯度・経度を指定するだけでなく、ユーザーが設定した店舗名や企業独自のエリア名を指定して情報を表示できる。地図上での情報の表示形態として、ピン、値、ヒートマップ、バブルなど8種類を用意する。

 追加したチャート表現は、「ヒートマップ」と「箱ひげ(ろうそく)」。このほか、関連する複数のチャートを1つに統合するレイヤーチャート機能や、表示項目のレイアウトを自由に変えられるカード明細表機能も新たに備えた。

 今回、流通・小売業向けにRFM分析ロジックを標準搭載した。RFM分析は、Recency(最新購入日)、Frequency(購入頻度)、Monetary(購入金額)の3つの指標で顧客を分類する手法。MotionBoardのダイアログで各種設定をするだけで実行できる。

MotionBoard Ver.5.0の概要
主な機能■ダッシュボード:円、棒、折れ線、レーダー、ゲージ、シグナル、散布図、バブルチャート、ウォーターフォール、ガントチャート、パレート図などを用いたチャート表示。各種情報を地図上に表示する地図機能。指標となる数値が設定したしきい値を超えた場合にアラート表示する「ダイナミックアラート」。掲示板やコメントによるコラボレーション支援機能
■分析:ドリルダウンやドリルスルー、スライシング、ダイシングといったOLAP分析。集計データを様々なチャートに切り替えて表示する「チャートOLAP」。データ集計の条件を変えたシミュレーション、時系列予測(モーメント法、最小二乗法、最尤法、ARIMAモデル)、移動平均、クラスター分析などによる傾向分析。顧客分析が短時間で行えるRFM分析
稼働OS■サーバー:Windows Server 2012 R2/2012/2008 SP2(64ビット版)/2008 R2 SP1(64ビット版)、Red Hat Enterprise Linux Server
■クライアント:Windows 8.1/8/7/Vista/XP
価格(税別)100万円(5ユーザー)から
発表2014年3月26日
提供開始2014年5月15日