テクノロジーが原動力となり、ビジネスを大きく左右する時代になってきた。これまで企業のIT部門がかかわってきたテクノロジーだけでなく、コンシューマ由来のテクノロジー(モバイルやSNSなど)やロボット、センサーなどの新しいテクノロジーを含めて、ITそのものがビジネスに大きな影響を与えるようになっている。

 企業のIT部門は、テクノロジーのプロフェッショナルとして期待されている一方で、現実には、テクノロジーの進化に付いていけなかったり、既存システムのお守りに時間をとられたりして、新しいテクノロジーを使ったビジネスへの貢献ができていない側面がある。

すべての企業が、革新的なテクノロジーを活用できる時代に

 こうした中、IT部門が持つべき人材、担うべき人材が、今、改めて問われ始めている。その背景は、大きく三つある。

 1つめは、複数領域にまたがるスキルや、制御、分析などのテクノロジーに関するスキルなど、テクノロジーに関する今までよりも深いスキルが、エンジニアに求められるようになったこと。

 2つめは、3Dプリンターやセンサー、ソフトウエアに限らずハードウエアなども含めたオープンソースといった革新的なテクノロジーが登場し続けており、そういったテクノロジー・イノベーションが起き続けていること。これは今後さらに加速する可能性が高い。

 3つめは、すべての企業が、テクノロジーを活用したり組み合わせたりすることで、様々な業種に参入できるようになったことである。米Googleのスマートコンタクトレンズ(コンタクトレンズにセンサー、チップ、アンテナを組み込んだもの)は、その典型例と言える。結果的に、新たな競争環境が生まれている。ここでのキーワードは、数日でサービスを展開できるような「スピード」と、テクノロジーとサービスを組み合わせることで生まれる「多様性」だ。軍事用の地雷探知技術を掃除機に展開した米iRobotの自動掃除機ルンバは、まさに「多様性」を具現化した例と言える。

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