NOWing SERVER for HPCフラッグシップモデルの外観(出典:テックウインド)
NOWing SERVER for HPCフラッグシップモデルの外観(出典:テックウインド)
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 テックウインドの「NOWing SERVER for HPCフラッグシップモデル」は、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)用途の並列処理コンピュータのハイエンドモデルである。高さ4UのPCサーバーきょう体「SuperServer 4027GR-TR」(米Super Micro Computer製)に、PCIカード型の並列演算スーパーコンピュータ「Xeon Phi 7120P」(米Intel製、性能は1.208TFLOPS、最大61コア)を8枚搭載している。

 なお、Xeon Phiとは、PCIカードの形状をしたx86アーキテクチャーの並列処理コンピューティングノードである。XeonサーバーのPCI Expressバスに装着して使う形態をとっているが、Xeonサーバーとは独立した計算ノード(Linuxホスト)として動作する。アプリケーションをXeonサーバー上で動作させつつ、高負荷な処理だけをXeon Phiにオフロードする使い方も可能である。

 Xeon Phiの最大の特徴は、GPGPU(グラフィックス処理などに向いた浮動小数点演算アクセラレータを汎用的な並列演算に利用する使い方)と比べて、プログラミングが容易なこと。コンパイルして実行させるだけであれば(並列処理の性能をチューニングしない場合)、x86向けの既存のソースコードに大きな変更を加える必要はない。一方、GPGPUの場合は、x86(CPU)向けに書かれたソースコードの中から並列処理部分を抽出し、これをGPU向けに開発し直す工程が必要になる。

NOWing SERVER for HPCフラッグシップモデルの概要
用途HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)
特徴米Intelのスパコンボード「Xeon Phi 7120P」を8枚搭載
Xeon Phi 7120Pの性能倍精度ピーク性能:1.208TFLOPS
最大コア数:61コア
メモリー容量:16Gバイト GDDR5メモリー
メモリー帯域:352Gバイト/秒
ホスト側CPU12コアXeon E5-2697 v2×2個
ホスト側メインメモリー標準で256Gバイト(16Gバイト×16個)で、最大で768Gバイトまで搭載可能
内蔵ストレージ標準で800Gバイト(IntelのS3500シリーズ)×2個(最大24個まで搭載可能)
本体形状高さ4Uのラックマウント型PCサーバー機
価格(税別)830万円
発表日2014年4月21日
出荷日2014年5月上旬