インターネット経由のビデオ会議やインスタントメッセージングソフトなどは、経路上にファイアウォールやアドレス変換(NAT:Network Address Translation)があっても通信できるようにする「NAT越え」の仕組みが不可欠。カナダのアイボールネットワークスは、こうしたNAT越えの技術をさまざまなベンダーに10年以上提供してきた。

 最近では、Webブラウザーだけでリアルタイムコミュニケーションを実現する「WebRTC(Web Real-Time Communication)」でも、同社のNAT越え技術が使われている。来日したクリス・ピシェCEOに、技術の概要と今後の日本市場での展開について聞いた。

(聞き手は堀内 かほり=日経コンピュータ

どのような製品、サービスを提供しているのか。

カナダ アイボールネットワークス
CEOのクリス・ピシェ氏(中央)、日本代表の佐相 宏尚氏(左)、シニアエンジニアの趙 世衡氏(右)
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 2002年に会社を設立して以降、ビデオ会議やIP経由の音声通信、インスタントメッセージングソフトなどで必要となる「NAT越え(NATトラバーサル)」の技術を提供してきた。

 製品としては、組み込み向けの「AnyFirewall Engine」と、NAT越えを可能にするサーバー「AnyFirewall Server」がある。これらは数百の顧客に採用されていて、その製品を使うエンドユーザーは数千万人に上る。

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