CloudTestの画面
CloudTestの画面
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 SOASTA International(SOASTA Japan)の「SOASTA CloudTest」は、企業のWebサイトに対して全世界のIaaSから大規模な負荷テストを実施できるSaaS型のクラウドサービスである。AWS(Amazon Web Services)やMicrosoft Azureなど各社のIaaSクラウドを制御可能で、全世界に分散した数万、数十万、数百万に及ぶ仮想ユーザーから同時にアクセスさせられる。IaaSの仮想インスタンス1台で20~1000仮想ユーザー程度をまかなえる。

 海外事例では100万仮想ユーザー、国内事例では12万仮想ユーザーの例があるという。この国内ユーザーは、Apache JMeterからSOASTA CloudTestに移行して、テストにかかるコストを80%削減できた。JMeterでは現実的にテスト可能な仮想ユーザー数が1万程度に限られてしまっていたほか、テストシナリオの作成/管理や分析/レポートなどに工数がかかっていた。

 もう一つの特徴は、テストの作成やIaaS環境への展開が簡単で速いこと。テストの作成は、GUIのドラッグ&ドロップ操作で実施できる。Webサイトの認証情報(ユーザーID/パスワード)は表計算ソフトなどで作成し、これを登録できる。また、テスト結果は、リアルタイムにダッシュボード上に表示できる。複数の監視データを重ねあわせて表示できるので、これらの相関関係を瞬時に確認できる。負荷テストが始まってから最大負荷(仮想ユーザー数の上限)を動的に変更することも可能である。

 SaaS型の他に、オンプレミスでの設置も可能である。価格は、SaaSで提供する管理サーバーを1年間利用する場合で、400万円程度から。IaaSのアカウントは、原則としてユーザー企業が用意し、IaaSの利用料もユーザーが直接支払う形となるが、SOASTAが保有するIaaSアカウントとIaaS利用料金をセットにした契約も可能である。

 SOASTA CloudTestの他にも、以下の二つのサービスを提供している。「SOASTA mPulse」は、Webビーコン(JavaScript)を使ってWebサイト利用者が体験したリアルな性能を監視し、性能とコンバージョン(購入や資料請求などのビジネス成果)との関係を分析/可視化する。「SOASTA TouchTest」は、解析ライブラリーを組み込んだAndroid/iOSアプリケーションの機能テストをクラウドから実施する。

SOASTA CloudTestの概要
用途企業のWebサイトに対して全世界のIaaSから大規模な負荷テストを実施できるSaaS型のクラウドサービス
提供する機能負荷テストと、テスト結果の分析/可視化
仮想ユーザーの展開先となるIaaSAWS(Amazon Web Services)、Rackspace、GoGrid、HP Cloud、Microsoft Azureなど
1仮想インスタンス当たりの仮想ユーザー数20~1000ユーザー程度
価格SaaSで提供する管理サーバーを1年間利用する場合で400万円程度から
発表日2014年5月23日
提供開始日2014年5月23日