CA Cloud Storage for System zの概要(出典:CA Technologies)
CA Cloud Storage for System zの概要(出典:CA Technologies)
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 CA Technologiesの「CA Cloud Storage for System z」は、米IBMのメインフレーム「System z」向けのデータバックアップソフトである。メインフレームのデータをAmazon S3などのクラウドストレージにバックアップできるようになる。クラウドストレージの活用によってデータ保管費用を削減できる。

 その実態は、CA Technologiesの既存の仮想テープ装置ソフトである「CA Vtape」をベースとしつつ、このソフトにNFSマウント機能を付加したものである。これを使えば、外部のバックアップ用NASストレージにメインフレームのデータをバックアップできるようになる。

 メインフレームのバックアップ先としてNAS(NFS)ストレージを利用できるようにした意味は、ストレージ費用が安価なクラウドストレージをデータのバックアップ先として利用できるようにするということである。バックアップNASストレージがデータをクラウドストレージに格納する機能を備えていれば、これを介することで、結果的にメインフレームからクラウドストレージにデータをバックアップできることになる。

 想定しているバックアップシステムの構成は、以下の通り。NFSでアクセスできるバックアップNASストレージとして、米Riverbed Technologiesの「SteelStore」(2014年5月に旧称のWhitewaterから改称)を使う。SteelStoreは、米Amazon Web Services(AWS)のクラウドストレージであるAmazon S3やAmazon Glacierにデータを格納する。

 SteelStoreの特徴は、バックアップソフトからはNAS(CIFS/NFS)に見える一方で、バックアップデータをクラウドストレージ(REST APIで利用可能なオブジェクトストレージ)に格納する点である。バックアップデータは、重複排除によって容量を削減した上で非同期でクラウドに転送する。SteelStoreが内蔵するディスクは、クラウドのキャッシュとして機能する。

CA Cloud Storage for System zの概要
提供形態ソフトウエア
用途と機能メインフレームのデータを外部のNASストレージにバックアップ
システム構成CA Cloud Storage(バックアップソフト)
SteelStore(クラウドへのデータバックアップ機能を備えたバックアップ用NASストレージ)
Amazon S3/Glacier(クラウドストレージ)
価格SteelStoreに転送するバックアップデータ量に応じて月額制で発生する。512Tバイトのデータをバックアップするケースでは、1Gバイト当たり月額20~27円程度。なお、SteelStoreの購入費用やAmazon S3/Glacierの利用料は別途必要。SteelStoreの推定価格は、エントリー機種「Whitewater 730」で1200万円程度から
発表日2014年6月24日
出荷日2014年6月24日