米Capyの「Capy CAPTCHA」は、Webサイトの利用者が機械(ボットプログラム)ではなく生身の人間であることを確かめるための認証手段であるCAPTCHA(キャプチャ)の1つとして、テキスト入力の代わりにパズル操作によって認証できるようにしたサービスである。WebサイトにCapy CAPTCHAの認証機能を埋め込むことで、ボットプログラムによる不正なWebログインなどを防ぐ。
Capy CAPTCHAの特徴は、一般的なテキスト型のCAPTCHAサービスのほかに、パズル型のCAPTCHAサービスを用意していること。画像の一部をパズルのピースとして抜き出した画像を使い、このピースを画像の正しい位置にはめこむ操作によって認証する。パズルの操作は直感的であるため、人であれば非常に簡単に回答できる。一方で、ボットプログラムにとっては、ピースの位置を理解してはめ込むという動作が難しいという。
これに対して、テキスト型のCAPTCHAでは、文字列を読みにくく表現した画像を表示し、Webサイトの利用者に文字列をテキストとして入力させる。人間には読めるが機械には読めない文字画像を利用する。サムライズによれば、OCR(光学文字認識)技術の発展により、大抵のCAPTCHA画像は、機械には読めるが人には読めない状況になっており、Webサイトの訪問者の不満や離脱が増えているという。
Capy CAPTCHAのサービスは米CapyがSaaS型で提供する。Capy CAPTCHAを認証手段として利用したいユーザー企業は、Webページに専用のJavaScriptを埋め込むことで同サービスを利用できる。画像の登録などはWeb管理コンソールから行う。ライセンスは、認証の回数ではなくパズルのインプレッション(表示)数に依存する。
提供形態 | SaaS |
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用途と機能 | Webサイトの利用者が機械(ボットプログラム)ではなく生身の人間であることを確かめるためのユーザー認証方法であるCAPTCHAを提供 |
CAPTCHAの種類 | ■パズル型CAPTCHA(画像の一部をパズルのピースとして抜き出した画像を使い、このピースを画像の正しい位置にはめこむ操作によって認証) ■テキスト型CAPTCHA(文字列を読みにくく表現した画像を表示し、Webサイトの利用者に文字列をテキストとして入力させて認証) |
価格(税別) | 1カ月当たり1000インプレッションまでの最小規模で月額800円 |
発表日 | 2014年6月18日 |
出荷日 | 2014年6月18日 |
備考 | 発表日/出荷日と価格は販売代理店であるサムライズのもの |