インターネットイニシアティブ(IIJ)の「IIJ DNSプラットフォームサービス」は、DNS(名前解決)サーバーの運用アウトソーシングサービスである。ユーザー企業などに代わり、IIJがDNSサーバーを運用管理する。

IIJ DNSプラットフォームサービスでは、他社のDNSインフラを活用してDNSサーバーを冗長化できるようにした
(出所:インターネットイニシアティブ)
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 IIJ DNSプラットフォームサービスの特徴は、従来サービスと比べて、可用性や耐障害性を高めたことである。他社が提供するDNSサービスを併用してDNSサーバーを冗長化できるようにしたほか、DNSの問い合わせ結果が改ざんされていないかを電子署名で確認できるDNSSECを搭載した。

 DNSサーバーの冗長化には、サービスを提供するための単一のIPアドレスを複数のホストで共有するIP Anycast技術を活用する。DNSの管理情報を、ほかのDNSサーバーに同期させて使う。IIJが運営するDNSサーバーだけでなく、他社が運営するDNSサーバーを含めて、全世界で100拠点を超えるDNSサーバーをIP Anycastに利用する。

 DNSサーバーの可用性や耐障害性を高めた背景として、DNSサーバーを狙ったサイバー攻撃が増加していることがある。こうした攻撃への対策としては、複数社のDNSサーバーを併用するやり方が一般的だが、運用負荷が高いという課題がある。そこで、IIJのサービスを介して複数社のDNSインフラを簡単に利用できるようにした。

 「ベーシック」と「プレミアム」の2つのプランを用意した。プレミアムプランでは、他社のDNSサーバーを利用でき、SLAとして、DNS権威サーバーの稼働率100%を保証する。1秒あたりの問い合わせ数は、ベーシックが100クエリーまで、プレミアムが200クエリーまでで、オプションで拡張できる。対DDoS帯域は、ベーシックが1Tビット/秒以上、プレミアムが30Tビット/秒以上。

IIJ DNSプラットフォームサービスの概要
概要DNS(名前解決)サーバーの運用アウトソーシングサービス
特徴可用性や耐障害性を高めた。他社が提供するDNSサービスを活用してDNSサーバーを冗長化できるようにしたほか、DNSの問い合わせ結果が改ざんされていないかを電子署名で確認できるDNSSECを搭載した
DNSサーバーの冗長化手法サービスを提供するための単一のIPアドレスを複数のホストで共有するIP Anycast技術を活用する。IIJが運営するDNSサーバーだけでなく、他社が運営するDNSサーバーを含めて、全世界で100拠点を超えるDNSサーバーをIP Anycastに利用する
プランベーシックプレミアム
他社のDNS
サーバー
×
SLA-DNS権威サーバーの稼働率100%を保証
1秒あたりの
問い合わせ数
100クエリーまで200クエリーまでだが、オプションで拡張できる
対DDoS帯域 1Tビット/秒以上30Tビット/秒以上
初期費用
(税別)
5000円
月額費用
(税別)
2000円(ゾーン追加時は、1ゾーンにつき月額500円を加算)12万円
発表日2019年11月27日
提供開始日2019年12月9日