セールスフォース・ドットコムの「Sales Cloud」は、SFA(営業支援)アプリケーションである。顧客の連絡先を管理したり、商談案件ごとの進ちょくを管理したりする。見込み客や商談の優先度を把握したり、売上を予測したりといったこともできる。SaaS型クラウドサービスの形態で提供する。

Sales Cloudの画面
Sales Cloudの画面
(出所:セールスフォース・ドットコム)
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特徴

  1. AI機能「Einstein」を使い、どの案件が成約するかを予測できる
  2. モバイルアプリを介して取引の成約、顧客対応、マーケティングキャンペーンなどを実行できる

主な機能

■顧客管理

 顧客の連絡先を管理する。顧客とのやり取りの履歴も管理する。

■案件管理

 案件に含まれる商品に関して、数量、標準価格、見積価格、商品コードなどを管理する。受注に必要な人材や情報にアクセスする。取引額、競合相手、現在のフェーズなど、案件に関する重要な情報を確認できる。

■売上予測

 チーム全体の売上予測をリアルタイムで確認する。売上予測をインラインで調整したり、管理するチーム全体の上書き状況を確認したりできる。

■ワークフローと承認

 マウス操作だけでビジネスプロセスを設計し運用できる。案件の規模が一定額以上になったらメールアラートを自動送信するようにしたり、案件が次のフェーズに進んだらタスクを自動で割り当てるようにしたりと、各種のプロセスを自動化できる。

概要(仕組み・使い方など)

 営業活動を支援するAI「Einstein」を備える。リード(見込み客)をスコアリングするので、スコアが高い(受注の可能性が高い)リードに優先して取りかかれる。商談をスコアリングするので、スコアが高い(重視すべき優先度の高い商談)に優先して取りかかれる。各商談について売上も予測できる。営業担当者が入力した売上予測データを集計するだけでなく、営業担当者の実績や特徴を考慮した上で、AIが各商談の売上額を予測する。

価格・料金(税別)

  • Essentialsプラン:1ユーザーあたり月額3000円(年間契約)
  • Professionalプラン:1ユーザーあたり月額9000円(年間契約)
  • Enterpriseプラン:1ユーザーあたり月額1万8000円(年間契約)
  • Unlimitedプラン:1ユーザーあたり月額3万6000円(年間契約)

 各プランの違いは以下の通り。Essentialsプランは、最大ユーザー数を10人に限定した小規模企業向けプランである。機能も抑えており、例えばリード(見込み客)を登録できない。Professionalプランは、上位プランと比べると、売上予測やレポート作成、業務フローの自動化などが劣る。EnterpriseプランとUnlimitedプランは、制限がないフル機能版である。