米Ekran Systemの「Ekran」は、サーバーやクライアントPCの操作内容を静止画とテキストで記録するセキュリティソフトである。エンドユーザーのキーボード/マウス操作に連動する形で、画面をキャプチャしてテキストを記録する。国内ではジュピターテクノロジーなどが販売している。
「いつ」「誰が」「どの端末で」「何をしたのか」を記録する。リムーバブルメディアの使用状況、アプリケーションの実行状況、訪問したWebサイト、キーの入力内容など、すべてのユーザーセッションを記録する。
記録したデータを検索して追跡できる。エンドユーザーの操作を再現できるので、インシデント発生前後の状況とユーザーの意図を把握できる。
記録したログの検索に加えて、不正な操作をリアルタイムに検出してアラートを出す使い方もできる。アラートを出す条件を定義しておけば、特定のユーザー操作に応じてメールで通知する。
エンドユーザーがOSにログインした際に「Erkanを使って操作を記録していること」をログオンメッセージとして伝える運用もできる。これにより、不正な行為を抑止する。
システムは、操作内容を収集・管理する管理サーバーソフト(Windows ServerおよびSQL Server/Firebird)と、監視対象のサーバーやクライアントPCにインストールするエージェントソフトで構成する。
Ekranの概要
用途と機能 | サーバーやクライアントPCの操作内容を静止画とテキストで記録するセキュリティソフト。エンドユーザーのキーボード/マウス操作に連動する形で、画面をキャプチャしてテキストを記録する |
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記録内容 | 「いつ」「誰が」「どの端末で」「何をしたのか」を記録する。リムーバブルメディアの使用状況、アプリケーションの実行状況、訪問したWebサイト、キーの入力内容など、すべてのユーザーセッションを記録する |
記録データの検索 | 記録したデータを検索して追跡できる。エンドユーザーの操作を再現できるので、インシデント発生前後の状況とユーザーの意図を把握できる |
不正の検知 | 不正な操作をリアルタイムに検出してアラートを出す使い方もできる。アラートを出す条件を定義しておけば、特定のユーザー操作に応じてメールで通知する |
システム構成 | 操作内容を収集・管理する管理サーバーソフト(Windows ServerおよびSQL Server/Firebird)と、監視対象のサーバーやクライアントPCにインストールするエージェントソフトで構成する |
稼働環境 | エージェントの稼働OSは、Windows 7以降、Windows Server 2008以降、Linux 2.6.32以上、macOS 10.9以上 管理サーバーソフトの稼働OSはWindows Serverで、DBMSとしてSQL ServerまたはFirebirdが必要 |
価格(税別) | サブスクリプションライセンスの場合、Windows×1台を管理する構成(Windowsワークステーション向けエージェント×1、管理サーバー×1)で年額14万9800円から |
発表日 | 2020年12月1日(サブスクリプション版) |
提供開始日 | 2020年12月1日(サブスクリプション版) |
備考 | 発表日/提供開始日と価格は、販売代理店であるジュピターテクノロジーのもの |