米Alkiraの「Cloud Services Exchange」(CSX)は、複数のパブリッククラウドやオンプレミス拠点をレイヤー3で接続する広域ネットワーク機能を、GUI画面のクリック操作だけで数分から数時間で調達して使えるサービスである。広域ネットワークを、IaaSの仮想サーバーのように動的に調達できる。クラウドサービス固有のネットワーク設定を知らなくても、複数のクラウドサービスを利用できる。国内では日商エレクトロニクスが販売している。

オンプレミス拠点やマルチクラウドをつなぐ広域ネットワークをクラウド型で調達できるネットワーク基盤サービス「Cloud Services Exchange」の概要
(出所:日商エレクトロニクス)
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 仕組みとして、クラウドサービスやデータセンターをつなぐためのサービスゲートウエイソフトをパブリッククラウド上に配備している。複数の海外拠点に加えて、東京のリージョンでもサービスゲートウエイを動作させている。Cloud Services Exchangeを使うユーザー企業は、Web管理ポータルを介してサービスゲートウエイを設定できる。

 オンプレミス拠点をサービスゲートウエイに接続する手段は、IPsec VPN、Cisco SD-WAN、AWS Direct Connectのいずれかである。これらが使えるネットワーク環境であれば、Web管理ポータルの設定だけで、オンプレミス拠点とサービスゲートウエイを接続できる。

 サービスゲートウエイとパブリッククラウド(AWS、Azure、GCP)の接続については、接続するクラウドサービスのIAM(アイデンティティとアクセス管理)情報をサービスゲートウエイにひも付けして接続する。

 サービスゲートウエイを介することで、オンプレミス拠点からクラウドサービスまでを、エンドツーエンドで可視化できる。トラフィック単位でネットワークを論理的に分割して利用する使い方もできる。オプションで、サービスゲートウエイを通過するトラフィックにファイアウォール(米Palo Alto Networks製)を設定してアクセスを制御する使い方もできる。

Cloud Services Exchange(CSX)の概要
用途と機能複数のパブリッククラウドやオンプレミス拠点をレイヤー3で接続する広域ネットワーク機能を、GUI画面のクリック操作だけで数分から数時間で調達して使えるサービス。広域ネットワークを、IaaSの仮想サーバーのように動的に調達できる
主なメリットクラウドサービス固有のネットワーク設定を知らなくても、複数のクラウドサービスを利用できる。接続するクラウドサービスの種類を増やす場面において、新たに接続するクラウドサービスの使い方を覚える必要がない
仕組みクラウドサービスやデータセンターをつなぐためのサービスゲートウエイソフトを、パブリッククラウド上に配備している。ユーザー企業は、Web管理ポータルを介してサービスゲートウエイを設定できる
オンプレミス拠点との接続手段IPsec VPN、Cisco SD-WAN、AWS Direct Connectのいずれか。これらが使えるネットワーク環境であれば、Web管理ポータルの設定だけで、オンプレミス拠点とサービスゲートウエイを接続できる
パブリッククラウドとの接続手段パブリッククラウド(AWS、Azure、GCP)のIAM(アイデンティティとアクセス管理)情報をサービスゲートウエイにひも付けして接続する
価格固定額のサブスクリプション型と従量課金型のいずれも可能。利用する規模によるが、月額40~50万円(年額500万円)程度から
発表日2020年12月3日
提供開始日2021年度の早い時期
備考発表日/提供開始日と価格は、販売代理店である日商エレクトロニクスのもの