日立製作所の「日立従量課金型データ基盤ソリューション」は、日立製作所のストレージ機器をユーザー企業のオンプレミス環境に設置し、従量課金または月額固定料金で使えるようにしたサービスである。ストレージ機器として「VSP E790」または「VSP E590」を使う。きょう体は高さ2Uのラックマウント型である。
複数の構成済みモデルから、用途に合ったものを選んで導入できる。これにより、最短で1週間で導入し、利用を開始できる。大容量向けの「キャパシティモデル」を選択すれば、メガクラウドベンダーのビジネス向けストレージと同等のコストで利用できるとしている。
運用管理をユーザーが実施する形態から、稼働リポートの作成や障害の予兆監視などを含めてフルマネージド型で提供する形態まで、ユーザーの要件に合わせてカタログから細かく選べる。
(1)コンサンプション、(2)ベーシック、(3)カスタムの3つのメニューを用意している。
(1)コンサンプションは、日立製作所が設計した推奨構成のストレージを、従量課金型で利用するメニューだ。オプションの運用サービスをカタログから選んで追加できる。
(2)ベーシックは、ユーザーの要望に合わせてストレージを構成し、月額固定料金で利用するメニューだ。月額固定なので、ユーザーは予算を立てやすい。オプションの運用サービスをカタログから選んで追加できる。
(3)カスタムは、ユーザーの要望に合わせてストレージを構成し、従量課金型または月額固定料金のいずれかで利用するメニューだ。運用サービスも、ユーザーの要望に合わせて提供できる。
日立従量課金型データ基盤ソリューションの概要
用途と機能 | 日立製作所のストレージ機器をユーザー企業のオンプレミス環境に設置し、従量課金または月額固定料金で使えるようにしたサービス | ||
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ストレージ機器 | 「VSP E790」または「VSP E590」を使う。きょう体は高さ2Uのラックマウント型 | ||
ストレージ構成 | 複数の構成済みモデルから、用途に合ったものを選んで導入できる。これにより、最短で1週間で導入し、利用を開始できる | ||
運用管理サービス | ユーザーの要件に合わせてカタログから選べる。運用管理をユーザーが実施する最小限の形態から、稼働レポートの作成や障害の予兆監視などを含めてフルマネージド型で提供する形態まで用意している | ||
メニュー | コンサンプション | ベーシック | カスタム |
利用できるストレージ構成 | 日立製作所が設計した推奨構成のストレージ | ユーザーの要望に合わせてストレージを構成する | |
課金方法 | 従量課金 | 月額固定料金 | 従量課金または月額固定料金 |
利用できる運用サービス | オプションの運用サービスをカタログから選んで追加する | ユーザーの要望に合わせて運用サービスを設計して提供する | |
価格 | 個別見積もり。「メガクラウドベンダーのビジネス向けメニューと同等」としている | ||
発表日 | 2020年12月9日 | ||
提供開始日 | 2020年12月9日 |