NECのファクトリコンピュータ「FC98-NXシリーズ」は、工場などの過酷な環境条件(温度、電源ノイズ、振動など)においても24時間365日稼働できるように、耐久性や可用性を高めたコンピュータである。長期供給(5年供給)と長期保守(7年保守)で、長期間使えるようにしている。システムの異常を監視して障害を未然に防ぐRAS機能も備える。

FC98-NXシリーズ「ファンレスボックスタイプ」の外観
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 FC98-NXシリーズの「ファンレスボックスタイプ」は、ファクトリコンピュータをファンレス設計とすることで、粉じんの侵入を抑制したモデルである。防じん性能は、IP6X(最高レベル)の1つ下であるIP5Xに準拠する。製造、物流、交通、農業などにおけるIoTシステムのエッジコンピュータとしての用途を想定している。

 きょう体はボックス型で、きょう体のサイズは幅250.0×奥行き210.1×高さ90.7ミリメートル。ストレージには可用性を高めるため、可動部分がないSSDを採用した。SSDはM.2型で、容量は200Gバイトと400Gバイトから選択できる。

 無線通信モジュールをオプションで用意した。無線LAN、920MHz帯特定小電力無線、3G/LTEのいずれかを搭載できる。これにより、設備の稼働状況や温度・湿度などを遠隔監視できる。センサーやIoTデバイスから収集したデータをエッジで一時処理し、必要な情報だけを転送する使い方もできる。

 OSは、Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSCをプリインストールしている。OSのアップグレードがないため、同一バージョンのOSを使い続けたままシステムを長期運用できる。

FC98-NXシリーズ ファンレスボックスタイプの概要
用途と機能工場などの過酷な環境条件(温度、電源ノイズ、振動など)においても24時間365日稼働できるように、耐久性や可用性を高めたコンピュータ
供給期間と保守期間長期供給(5年供給)と長期保守(7年保守)で、長期間使えるようにしている
RAS機能システムの異常を監視して障害を未然に防ぐRAS機能を備える
ファンレスボックスタイプの特徴ファクトリコンピュータをファンレス設計とすることで、粉じんの侵入を抑制した。防じん性能は、IP6X(最高レベル)の1つ下であるIP5Xに準拠する。製造、物流、交通、農業などにおけるIoTシステムのエッジコンピュータとしての用途を想定している
きょう体の大きさボックス型で、サイズは幅250.0×奥行き210.1×高さ90.7ミリメートル
ストレージ可動部分がないSSDを採用した。SSDはM.2型で、容量は200Gバイトと400Gバイトから選択できる
無線通信機能無線通信モジュールをオプションで用意した。無線LAN、920MHz帯特定小電力無線、3G/LTEのいずれかを搭載できる
搭載OSWindows 10 IoT Enterprise 2019 LTSCをプリインストールしている。OSのアップグレードがないため、同一バージョンのOSを使い続けたままシステムを長期運用できる
モデルA22KA29X
CPUCore i3-9100TE(2.2GHz/6Mバイト/4コア)Celeron G4900T(2.9GHz/2Mバイト/2コア)
価格(税別)25万1000円から22万1000円から
発表日2020年12月9日
提供開始日2020年12月18日