ヤマハの「RTX1220」は、中小規模のネットワーク接続に適したVPNルーター機器である。最大の特徴は、従来モデル「RTX1210」の後継として、RTX1210からISDN接続機能を省略したことである。価格(税別)は11万8000円で、ISDN接続機能を持つRTX1210(12万5000円)よりも7000円安く設定している。

VPNルーター「RTX1220」の外観
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 リモートアクセス用のVPNルーター機器から、使用頻度が低いISDN接続機能を省略した。背景には、テレワークなどの働き方が一般的になり、リモートアクセスVPNの需要が高まっている状況がある。ISDN関連機能を省略することで、VPNルーターを市場に速やかに供給できるようにした。

 ISDN接続機能を備えた従来モデル(RTX1210)とソフトウエアの大半を共通化した。従来モデルを使っていたユーザーであれば、設定ノウハウを流用できる。ハードウエアに関しても、きょう体のサイズやLAN/WANポート数、最大消費電力に変更はない。ISDN接続を使わない場合、単純に従来モデルを代替できる。

 遠隔拠点のLAN同士をVPNで広域接続する使い方に加えて、テレワーク環境から本社にVPNでリモートアクセスする用途に使える。拠点向けルーターとしても、拠点からのアクセスを収容するセンタールーターとしても使える。センタールーターとして使う場合、合計で100対地までのVPN接続を収容できる。

 運用を容易にする仕掛けとして、クラウド型の管理サービス「YNO」を利用できる。自宅や出張先からでも、クラウドを介してルーター機器を監視・管理できる。また、ネットワークに接続して電源をONにするだけで設定が完了する「ゼロコンフィグ」機能を備える。拠点への設置が容易に行える。

RTX1220の概要
用途と機能中小規模のネットワーク接続に適したVPNルーター機器
製品の位置付けと特徴リモートアクセス用VPNルーター機器の従来モデル「RTX1210」の後継として、使用頻度が低いISDN接続機能を省略した。リモートアクセスVPNの需要の高まりを受けて、ISDN関連機能を省略することで、VPNルーターを市場に速やかに供給できるようにした
主な使い方遠隔拠点のLAN同士をVPNで広域接続する使い方に加えて、拠点から本社にVPNでリモートアクセスする用途に使える。拠点向けルーターとしても、拠点からのアクセスを収容するセンタールーターとしても使える。センタールーターとして使う場合、合計で100対地までのVPN接続を収容できる
運用管理機能・自宅や出張先からクラウドを介してルーター機器を監視・管理できる
・ネットワークに接続して電源をONにするだけで設定が完了する「ゼロコンフィグ」機能を備える
価格(税別)11万8000円
発表日2020年12月16日
提供開始日2021年3月