キヤノンITソリューションズの「EDI-Master B2B for BANK TCP/IP-Client」は、「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」のクライアントソフトである。金融・製造業界などが使っている全銀TCP/IP手順(広域IP網)のクライアント機能を提供する。全銀TCP/IP手順(広域IP網)のサーバーにアクセスし、サーバーとの間でデータをやり取りできる。

「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」のクライアントソフトを強化し、SSL/TLSの電子証明書を自動で取得・更新できる機能を搭載した
(出所:キヤノンITソリューションズ)
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 全銀TCP/IP手順(広域IP網)は、全銀TCP/IP手順の後継に位置するプロトコルである。従来の全銀TCP/IP手順は、ISDN網を用いたINSネットデジタル通信モードなど、セキュリティを確保したアクセス網を前提としている。これに対して新たな全銀TCP/IP手順(広域IP網)は、インターネットを介して通信することを想定し、SSL/TLS通信によってプロトコル側でセキュリティを確保している。

 2024年にINSネットデジタル通信モードの提供が終了する。これに伴い、以前の全銀TCP/IP手順を用いるシステムは、インターネットを用いた全銀TCP/IP手順(広域IP網)に移行することを求められている。

 一方、全銀TCP/IP手順から全銀TCP/IP手順(広域IP網)に切り替える際には、SSL/TLSの電子証明書を運用する負荷がネックとなる。これを軽減する機能として、SSL/TLSの電子証明書を自動で取得・更新できる機能を搭載している。電子証明書として、インテックが発行するEDI向けのクライアント証明書「EINS/PKI for EDI」を利用する。

EDI-Master B2B for BANK TCP/IP-Clientの概要
用途と機能「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」のクライアントソフト。金融・製造業界などが使っている全銀TCP/IP手順(広域IP網)のクライアント機能を提供する
全銀TCP/IP手順(広域IP網)の概要全銀TCP/IP手順の後継に位置するプロトコル。従来の全銀TCP/IP手順は、ISDN網を用いたINSネットデジタル通信モードなど、セキュリティを確保したアクセス網を前提としている。これに対して全銀TCP/IP手順(広域IP網)は、インターネットを介して通信することを想定し、SSL/TLS通信によってプロトコル側でセキュリティを確保している
全銀TCP/IP手順を取り巻く状況2024年にINSネットデジタル通信モードの提供が終了する。これに伴い、以前の全銀TCP/IP手順を用いるシステムは、インターネットを用いた全銀TCP/IP手順(広域IP網)に移行することを求められている
運用負荷を軽減する機能全銀TCP/IP手順から全銀TCP/IP手順(広域IP網)に切り替える際には、SSL/TLSの電子証明書を運用する負荷がネックとなる。これを軽減する機能として、SSL/TLSの電子証明書を自動で取得・更新できる機能を搭載している
利用できる電子証明書インテックが発行するEDI向けのクライアント証明書「EINS/PKI for EDI」
価格(税別)7万8000円。クライアント証明書は3年間の有効期限で1万5000円
発表日2021年1月18日(電子証明書の自動取得・更新機能を付与したVer9.1)
提供開始日2021年1月18日(電子証明書の自動取得・更新機能を付与したVer9.1)