Winテクノロジの「Smart Workflow」(売り切り版)と「Smart Workflow Cloud」(Azure上で動作するクラウドサービス版)は、申請/承認ワークフローソフトである。主な特徴として、「差し戻し」や「取り戻し」といった、日本特有の申請・承認プロセスをカバーしている。
機能面での特徴の1つは、ワークフローの進捗状況と承認者をビジュアルで確認できることである。現在の承認者や次の承認者など、承認ルートの全体像を確認できる。これにより、急ぎの申請については、あらかじめ全ての承認者に根回ししておく、といった工夫ができる。
申請/承認フローは、製品に付属するワークフローデザイナを使って、ドラッグ&ドロップ操作で作成できる。「承認者」「並行承認」「分岐」「回覧」などの部品を使って定義できる。これにより、いつもの業務フローをそのまま申請フローとして定義できる。
申請書として使う帳票は、ローコード開発ツールである「Microsoft Power Apps」で作成できる。専門的な開発スキルが無くても、申請書を作成できる。すぐに使えるワークフロー申請書のテンプレート集も標準で提供する。
マルチデバイスで動作する。申請者も承認者もパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットを使って移動時間などの空いた時間に申請・承認できる。
Smart WorkflowとSmart Workflow Cloudの概要
用途と機能 | 申請/承認ワークフローソフト |
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提供形態 | オンプレミス版とクラウドサービス版 |
主な特徴 | 「差し戻し」や「取り戻し」といった、日本特有の申請・承認プロセスをカバーする |
機能面での特徴 | ワークフローの進捗状況と承認者をビジュアルで確認できる。現在の承認者や次の承認者など、承認ルートの全体像を確認できる。これにより、急ぎの申請については、あらかじめ全ての承認者に根回ししておく、といった工夫ができる |
申請/承認フローの作成方法 | 製品に付属するワークフローデザイナを使って、ドラッグ&ドロップ操作で作成できる。「承認者」「並行承認」「分岐」「回覧」などの部品を使って定義できる。いつもの業務フローをそのまま申請フローとして定義できる |
申請書の作成方法 | 申請書として使う帳票は、ローコード開発ツールの「Microsoft Power Apps」で作成できる。専門的な開発スキルが無くても申請書を作成できる。すぐに使えるワークフロー申請書のテンプレート集も標準で提供する |
価格(税別) | ■売り切り版の「Smart Workflow」 ユーザー数250人未満の最小構成の場合、ライセンスが200万円で保守費が年額36万円。動作には別途、SQL Serverが必要 ■SaaS版の「Smart Workflow Cloud」 1ユーザーあたり月額150円。別途、Microsoft 365のライセンス(利用者数分)やAzure仮想サーバー(2台分)のライセンス、SQL Serverなどが必要 |
発表日 | 2021年1月20日(SaaS版のSmart Workflow Cloud) |
提供開始日 | 2021年1月20日(SaaS版のSmart Workflow Cloud) |