NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)の「WinActor Ver.7.0」は、国産のRPA(ロボットによる業務自動化)ソフトである。Windowsアプリケーションの操作やWebブラウザー操作を「シナリオ」として記録し、これを人間に代わって自動で実行できる。

WinActorのシナリオ編集画面(メインモード)
(出所:NTTアドバンステクノロジ)
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 RPAソフトであることから、既存システムに手を加えることなく、アプリケーションの操作を自動化できる。これまで人手で行ってきた定型的な繰り返し作業や、複数システムにまたがるデータの投入作業などを自動化できる。

 現行版では、シナリオの生産性に注力している。複数のシナリオを同時に表示して編集できるようにしている。シナリオ間でコピー&ペーストしたり、複数のシナリオを参照・比較しながらシナリオを作成したりできる。ユーザーの好みに合わせて画面を自由に配置できる「ドッキングウィンドウ」も採用した。

 シナリオのデバッグ効率にも注力している。エラーが発生した箇所を赤枠で表示したり、エラー個数を表示したりできる。

 2020年度第1四半期にリリースする次期バージョン(Ver.7.1)では、シナリオ作成者の幅を広げ、超初心者用のシナリオエディタを提供する。上級プログラマ向けには、一般のテキストエディタを使ってシナリオを開発できる機能も追加する。

 次期バージョンでは、画面を認識する機能を強化し、画像の中に描かれている文字を文字として認識するOCR機能を追加する。さらに、グローバルで利用しやすいように、多言語対応を施す。RPAが「いつ」、「何をしたか」を検証できるように、監査ログの出力機能も付ける。

WinActor Ver.7.0の概要
用途と機能国産のRPA(ロボットによる業務自動化)ソフト。Windowsアプリケーションの操作やWebブラウザー操作を「シナリオ」として記録し、これを人間に代わって自動で実行できる
RPAソフトの特徴既存システムに手を加えることなく、アプリケーションの操作を自動化できる。これまで人手で行ってきた定型的な繰り返し作業や、複数システムにまたがるデータの投入作業などを自動化できる
シナリオ作成機能の特徴複数のシナリオを同時に表示して編集できる。シナリオ間でコピー&ペーストしたり、複数のシナリオを参照・比較しながらシナリオを作成したりできる。ユーザーの好みに合わせて画面を自由に配置できる「ドッキングウィンドウ」も採用した
次期版での強化点■シナリオ開発ツールの種類を増やす。超初心者用のシナリオエディタを提供する。上級プログラマ向けには、一般のテキストエディタを使ってシナリオを開発できるようにする
■画面認識機能を強化し、画像の中に描かれている文字を文字として認識するOCR機能を追加する
■グローバルで利用しやすいように、多言語化する
■RPAが「いつ」、「何をしたか」を検証できるように、監査ログの出力機能を付ける
価格(税別)ノードロックライセンスの場合、フル機能版が90万8000円、実行版が24万8000円。同時使用ライセンスはオープン価格で、ライセンス管理ソフトウェアとセットで提供する
発表日2020年1月28日
提供開始日2020年1月30日